オンラインコミュニケーションでの見せ方(魅せ方)とビジネスを円滑にするポイントとは?テレワーク・リモート時代のコミュニケーションをランクアップさせよう
テレワーク・リモートワークの浸透が加速し、働き方やコミュニケーションの場は、過去にないほどに急速に変化をしています。
3回に分けて、「オンラインでもちゃんと伝わる・繋がるコミュニケーションのコツ」についてお伝えします。
その1では、オンラインコミュニケーションの活かすべきメリットとデメリットの攻略法について、その2では、オンラインでも「伝わる」コミュニケーションのポイントについてお伝えしました。
本編では、オンラインコミュニケーションでの魅せ方(見せ方)とビジネスでの注意点についてお伝えします。
■「どう見えるか?」視覚からの情報は重要!オンラインで印象が1ランクアップする魅せ方のポイント
SkypeやZoom、Teamsなどのテレビ会議システムを使ったコミュニケーションでは、音声だけでなく、映像でのやり取りも可能です。ということは、聴覚だけでなく、視覚も重要ということです。
1. ごちゃごちゃ背景は隠そう
生活感丸見え、になっていませんか?
Zoomでは、バーチャル背景の設定も可能です。
映っても大丈夫な場所を探す、背景布などでカバーするなどの配慮をしましょう。
自分は良くても、相手が気まずく感じたり、集中力を妨げられたりしているかもしれません。
2.服装は顔映りを意識した色選び
あなたの顔色がどう写るか、それが、あなたの印象を左右します。
黒などの暗い色より、明るめの色味の方が、表情が生き生きと見えますよ。
3.カメラ位置は目線の高さ
上目遣いになっていたり、見下ろす角度になっていたりしませんか?
角度によっては、媚びているように見えたり、不遜な態度に見えたり、あなたの印象を左右します。
姿勢を正した状態で、カメラのレンズが目線と同じ高さになる位置に調整しましょう。本や箱、三脚などを使って、位置を上げることがお勧めです。
また、胸より上がしっかり画面上に収まり、頭の上に1〜2センチの余裕がある状態が理想的です。
4.照明命です
自分自身が良く見える、ということも必要ですが、何より、相手からあなたの表情が見えやすいことが大切です。
日中や晴天時は自然光で自然に明るく見えますが、自然光が届かない場所や照明が乏しい場所で行う場合は、別途照明を用意した方が良さそうです。
顔全体が照らされるように、位置を工夫してみましょう。
また、机や膝の上に白い布を置き、レフ板効果を狙うのもお勧めです。
5.女性にオススメ!明るめリップで顔色アップ
画面が寂しい印象になっていませんか?顔色が悪く映っていませんか?
離れている分、「体温を感じられる見た目」を意識してみましょう。
女性の皆さんに特にお勧めしたいのは、普段より少し明るめのリップを塗ってみること。
オンラインでのコミュニケーションでは、話を聞き取ろうという意識から、相手の口元に注目しがちです。その一番注目を集める口元を、少し明るくするだけで、印象はグンとアップしますよ。
男性の皆さんには、軽く顔全体のマッサージをしてから臨むことをお勧めします。血色が良くなりますから、ぜひお試しくださいね。
■【ビジネス向け】会議、商談、研修を円滑にするオンラインコミュニケーションの注意点とは?
円滑さやスピード感、分かりやすさがより求められるのがビジネスシーンでしょう。
次のポイントを抑えていただくと、オンラインのメリットを活かしながら、より効果的なコミュニケーションが可能になります。
1. 資料の共有はPDFで
コロナ以降一気にユーザーが3億人を突破したテレビ会議システムZoomなどでは、画面共有をしながらコミュニケーションを取れるという便利な機能があります。
オンラインという特性上、データ通信量が増えれば増えるほど、通信が不安定になり、音声が途切れがちになったり、画像が固まったりしてしまいます。
共有する資料は出来る限りデータ通信量を使わないように工夫をしておいた方が無難です。PDFにして共有することがお勧めです。
2. 指示や質問は明確に
リアルでのコミュニケーション以上に「何をして欲しいのか」「今からどうするのか」「どんな答えが欲しいのか」などを明確に、短い言葉で伝えられるように意識しましょう。
言葉が聞こえづらかったり、集中力を欠いてしまったり…というオンラインコミュニケーションのデメリットをカバーするために、必要な要素です。
何を言っているかわからない、どうしたらいいかわからない、という状態が続くと、心理的距離が離れてしまいます。物理的距離がある分、心理的距離を作ることは避けたいですね。
ロジカルスピーチを心がけると、明確に伝わる伝え方が可能になりますよ。
3. ファシリテーター、操作、タイムキーパーなど、役割分担をしよう
より効果的な場にするために、役割分担をすることをお勧めする理由は2つあります。
1つ目は、オンラインコミュニケーションでは、リアルとは違う気遣いやPC操作などが必要なこと。しかも、従来とは違う手段をとるため、ついどこかにミスや漏れが生じがちです。それをフォローするためにも、役割分担をすることをお勧めします。
2つ目は、参加者の参加を促し、主体性を発揮してもらうためです。聞いているだけでは、ついつい傍観者になってしまいがち。それを防ぎ、積極的な関わりや責任感を持ってもらうために、役割分担は効果的です。
「人は一人では生きていけない」「コミュニケーション不足からメンタル不全を感じる」「コミュニケーションをとることはやはり必要不可欠」、多くの人がそう感じる今だからこそ、私たちにとって当たり前にそこにあるコミュニケーションを見直しませんか?
ほんの少しの意識や心がけ、工夫で、伝わりやすさは格段にアップします。
リアルでもオンラインでも目指すのは、ちゃんと伝わる・しっかり繋がるコミュニケーションです。