ハンチントン病の介護者's Ownd

(転記)妻との思い出を紡ぐ:カラオケ

2020.05.02 07:03


何かあると行っていました

同棲時代から妻とはよくカラオケに行っていました。


2人とも特別上手い訳ではありませんが、私たちの高校時代にカラオケボックスを利用する事が当たり前になり始めた頃でした。


妻がハンチントン病を発症して以降は、発音や自分でやりたい事を訓練する意味でも利用する様になりました。

暇なら行って、喧嘩の仲直りにも行って、夜寝つけなくても行って、今は病院の帰りに雰囲気を味わう為に行く事もあります。


妻が歌えなくなっても

残念ながら、病状が進行した妻の現状では今までの様に歌を歌う事が出来ません。


しかし、妻が気に入っていた楽曲やよく選曲していた曲は記録してあります。


何より、妻が歌っていた姿と併せて記憶しています。


なので、妻が歌えなくても楽しめる様に私が妻のお気に入り曲を歌う様になりました。


今まで一緒に行っていたカラオケボックスと言う環境で、自分が知っている曲が流れると楽しい様です。


今では自宅で

車イス生活に加えて、最近の新型コロナの騒動でなかなかカラオケボックスに行く事が難しい状態になりました。


そこで、ニンテンドーswitchでカラオケが出来るソフトが以前から準備されているので、それを活用する事にしました。


このソフトと、switchの充電を行う際に使用するドッグに接続するUSBマイクを取り付けて歌う事が出来ます。


インターネットを経由しているので、最新曲も随時更新されています。


また、簡単な採点機能も準備されている様です。


元々、自己満足&2人満足でしか利用していないので、この採点機能がどれぐらいの精度なのかよくわかりません。


これのお陰で、妻はベット上でカラオケの雰囲気を味わえる様になりました。


今後も時期が来れば、カラオケボックスには連れて行こうと思っていますが、これはこれで便利です。



心の声

・妻の歌を練習し過ぎて、女性が歌っている曲の方が点数が高い。


・曲数を重ねると、自然に声が大きくなるので注意。