Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

風の声、心の声2

猫の生き方に学ぶ

2020.05.27 10:35

約2年前から我が家に毎日のようにやって来た、ご近所に居着いていた野良猫ちゃん。

姿を見せなくなってもう1週間以上過ぎた。

ご近所さんにも聞いてみた。


”そういえば、こんなに長く姿を見ないことはない。"


愛猫が逝ってしまって、ぽっかりあいてしまった私の心の穴を埋めてくれたのが、彼女だったかもしれない。


2年前、彼女は、尻尾が短く切れ、ひどく痩せこけていた。


母が、


"この子は、もう長く生きられないね"。


ご近所の方から、フードをもらっていたはずだが、あまりにも痩せているので、我が家に顔をだした時は、私もフードをあげるようにした。

すると、毎日のように姿を現すようになった。

来ない日があると、死んでしまったのかな?

と心配になった。

が、彼女はその度姿を見せた。

いつしか痩せた身体もふっくら、毛艶もよくなつて、元気になってきた。

その後良くなったり、悪くなつたり、、、


居着いていたご近所の方と相談し、捕獲し、病院へ連れて行こうとしたこともあった。

人懐こいわりに、捕まることを嫌った。

抱きかかえようとすると、シャーだ。

何かを察知したらしく、隠れてしまう始末。


ご近所さんは、飼い猫がいるので、外猫としてしか飼えないという。

我が家で飼ってあげたらよかったのだが、長く生きられそうもない子を迎えることにためらいがあった。

愛猫を介護、最期を看取った時の辛さが蘇ってきて、、、

またペットロスになるのが怖かった。

飼ってあげられないけれど、できる事はしてあげたいと、毎日やって来ると、フードをあげた。

毎朝、新聞を取りに出ると必ず来ていた。

いつしかそれが日常になっていた。


そんな日々が続いて、およそ2年。

最近彼女は、食欲がおち、切れてしまった尻尾から出血していた。

なぜか二夜続き、私の夢のなかに彼女が現れた。

そんなこともあり、なんだか胸騒ぎがした。

別れが近いような気がしていた。


最後に彼女を見た日。


"お前は、ちっちゃな身体でよく頑張ってるね。偉いね。強いね。"


頭をなでてあげたら、

もっとなでてと言うように頭をぐいぐい寄せてきた。


思えばかわいい子だった。子猫のようだった。

小さな身体で、ぴょんぴょん跳ねて近づいて来るのだ。

鳴き声も子猫のようだった。


" ごめんね。飼ってあげなくて。" 


自由を選んだ猫だと考えるようにしていたけれど、もしかしたら、、、すごく人間からの愛情を欲しがり、独り占めしたかった猫なのかもしれない。


彼女は、これまたご近所の多頭飼いの家から、野良猫になってしまった猫だったと知った。

戻りたければ、簡単に戻れた距離にある。

が、彼女は野良猫になった。

そして野良猫になったおかげで、その家の猫としては、一番長生きだったらしいのだ。


幸せだつたのか?

可愛そうだったのか?


身体の苦痛から解き放たれ、安らかになった?!

おそらくお空に登ってしまったんだね。


愛猫もそうだったけど、猫って強い。

最期の最期まで強く生きる。

のんびり生きているように見えるが、日々を彼らなりに一生懸命生きているのだね。きっと。


また私の心は、ぽっかり穴が空いてしまったよ、、、