ブーダンノワールのテリーヌとメンシアのマリアージュ
第4回わいタパ(※イベント詳細はこちら)の
テーマワイン「アトランティス・メンシア」に合わせた
ワインバー・エスペルト(※HP⇒こちら)のタパスは、
これだったそう⇒(お店のFBページへ⇒タパスの画像)
わいタパ期間外に、タパスではなく一品料理にあったので、
早速メンシア1杯と、料理1品を注文して、体験してみました~!
「ブーダンノワールのテリーヌ、
りんごのジャムと じゃがいものピューレ添え」
フランス郷土料理のブーダンノワールといえばリンゴと合わせて王道。
ブーダンノワールは豚の血入りソーセージなのですが、
ふんわり仕上げたテリーヌにアレンジした一品でした。
定番のリンゴのコンフィチュールと共に口に含めば、
その酸味と甘みがふわっと抜群の相性!さすが昔からの定番の付け合せ。
ブーダンノワールのテリーヌだけだと、上にかかっていたペッパーと相まって、
滑らかなタイプのこの赤ワインより強いかな、
スパイシーさが浮く、、、のですが、
この料理は、リンゴと一緒に食べるものなのです。
そうすると、ワインとベストマッチ!
もう一つの付け合せ、じゃがいものピュレと一緒にテリーヌを食べると、
こちらもまたまろやかに、クリーミーなリッチなまとまり感。
フランス料理と、ガリシア地方及びビエルソのメンシア種を使った赤ワイン、
合いますね~!!
知られざる相性、これから注目していいと思いますよ。
ブルゴーニュワインは高いけど、メンシア種のワインはお手頃価格だし。
これらメンシア種のワインというのは、
”スペインの赤ワイン”という今までのイメージをくつがえす、
エレガントな香りとなめらかなタッチです。
そのため、ブラインドだったら「ブルゴーニュワイン のようだ」とよく聞きます。
※先に情報があると、メンシア=CFという昔の知識から抜けられない人がいますが、
実はそれは誤情報だったという話も最近出てきてますよね~
昔のおじさんの情報に固執しないで、ご自身の感性で感じると、真実が見えてきますよね~
実際、このメンシア種の赤ワインは、タンニンは少なく、
それでいて滋味深く香りの華やかさと、なめらかでまろやかな口当たり。
それゆえ、ブルゴーニュ郷土料理、フランス料理と合うのでしょうかね~。
さすがフランス仕込みのシェフ!
ちなみに美味しく飲んでもらうためには、少し冷やし気味で。
ブルゴーニュの地下蔵(ワインカーブ)から出してきたような、
ひんやり温度が最適ですね。
豚の血入りソーセージといえば、
スペインだったらモルシージャとかいう名前でよくあるソーセージかな。
メンシアとよく合わせるのかも。
だけど、、、今回の体験からいくと、付け合せと一緒に食べることで
「これぞマリアージュ」って思えました。
スペインでは、モルシージャに何か合せて食べるのかな?
日本ではまだモルシージャとメンシアの体験したことないのでわかりませんが、
今のところ、「スペインワイン=スペイン料理」の概念を外して、
【エレガント系スペインワイン=フランス料理、或いはフランスに限らずグローバルなガストロノミー料理】
が合う気がします。
ちなみに、今回のワイン「アトランティス・メンシア」は決して高級ワインではなく、
エレガント系というよりも、、
地域の特性(品種)を活かしたカジュアルなワインのようです。
(でも、メンシアという品種の個性がキレイな酸と滑らかなテクスチャーなので、自ずとエレガント系になるのかも)
カジュアルな、地域のワインだからこそ、
今回のブーダンノワールという郷土料理、ビストロ料理が
ピッタリ合った気がします!
とはいえ、フランスという地域のお料理です。
郷土料理、カジュアルな日常の定食屋料理とはいえ、フ
ランスという国は昔から食に洗練されているとうか、、、
そういうところが、マリアージュを生み出すのかな~~
と、個人的感想です。