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コピーライター(フリーランス)・中本タカシ/横浜・東京/コトバミッケ

サントリージン「翠(SUI)」のLPを分析してみた

2020.05.29 09:34

サントリージン「翠(SUI)」のSNS広告を分析してみた前回のブログに続き、

今回はSNS広告から遷移先であるLPについて分析してみたいと思います。

こちらも本当に良くできた構成で関心してしまいました。

あっ、こんにちは!横浜在住フリーランスコピーライターの中本です。


SNS広告は、「家飲みしている人をターゲット」に、

「ジンのソーダ割という新たな提案」から

「食事にも合うんですよという共感訴求」を行い、

その理由を知りたい人はコチラヘという形で

LPへの誘導を行っていました。

そして、LP(https://www.suntory.co.jp/wnb/suigin/)を見てみると、

TOPにはグラスを片手に持つ桜井ユキさんの美しい姿に、


「居酒屋メシに、

 翠ジンソーダ。

 それはまだ、流行っていない。」


のコピー。おそらくコロナが深刻化する前に

作られたものであるから、「居酒屋でお酒を飲む人」を

ターゲットにしたコピーとなっているのでしょう。

※SNSでは「家飲み」にターゲットにコピーを作成しています。


ただ、一般的にバーで飲むお酒というイメージの強いジンに、

「居酒屋メシに」という提案はやはり新しい。

そして、ジントニックではなく、

ジンソーダ=サントリーのお家芸ハイボール

という提案も新鮮に感じられます。

2つの新たな提案がそのまま販促戦略ともなっている

このコピーにはシンプルだけど、機能性と言葉の強さを感じました。

さらに「それはまだ、流行っていない。」のコピーが、地味に効いています。

※この手法、控え目煽りコピーと命名して自分の仕事でも真似してみたいです。


スクロールしてLP全体を見てみても、


TOP=新しい提案

居酒屋メシ=提案の具体的内容・買うに足る理由

「翠」のこだわり=商品特長・他社製品との違い

おすすめの楽しみ方=ジンソーダーやその他カクテルの作り方紹介

製品情報

広告紹介


といったグローバルメニューの文言と全体構成もすごく上手いです。

もはや分析というか、「上手い」しか言っていない笑。

でも訴求の主軸に「居酒屋メシ(家飲み)に、翠ジンソーダ。」

という新たな提案・発見のあるキャッチコピーを据え、

それをもとにSNS広告→LPという販促を展開していくというのは

やはりお見事だと思います。


1つのコピーが、1つの言葉が、全体を動かす羅針盤となる

ー当たり前だけど、そんなことを改めて感じたのでした。