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「音楽の力」のこと。

2020.05.29 18:16

歌って何の役に立つのだろう


と、考えるけれど、


つまるところ、単なる娯楽でしかないのかもしれない



だけど、


もしかしたら、



学校の先生には教えられないようなことを、伝えられるかもしれないし


お医者さんや看護師さんには、できないような方法で、誰かを助けられるかもしれないし


応援団とは違うアプローチで、エールを送ることもできるかもしれないし


お笑い芸人とは違う方法で、あなたを笑顔にできるかもしれないし


広告代理店が泣いて喜ぶような、効果的な宣伝をできるかもしれないし


様々な人や、様々な職業を、ほんのすこしお手伝いできたり


人の心を動かし、人の行動が変われば、世の中や社会が少しずつ変わっていくのかもしれないし



様々な可能性を、僕は信じたいなあと思う。



坂本龍一さんが「音楽の力」について、否定的な意見を仰っていた記事もありましたが、


それも、ものすごく深い内容なので、確かに、、、と思わされるところがありました。



でも、それでも、僕は音楽の力を信じたいし、


その力が、悪い方向に転ぶ可能性も含めて

音楽には、きっと力があると思います。


大きな力かもしれないし、小さな力かもしれない。



音楽なんて、ただの音だし、ただの振動かもしれないけれど


癒してやろうとか、音楽で誰かを助けようなんて

たしかに恥ずべきことかもしれないし、そんなの間違ってるのかもしれないけれど



でも、その恥ずべきことでも、


若さにあぐらをかいてでも


やりたいなと思ってるわけです。



なんにもできないかもしれないけれど


なんにもやらないより


なにかやったほうがいいかな



そう思ったら、

なにもやらないわけには、いきませんでした。



ぼくも、ヒーローになりたい。


自分の音楽が、人から必要とされ、社会から必要とされ、自分も自分を必要な存在なんだと認めてあげられるようになりたい。



ヒーローには、なれなくても


きっと、

できることがある。

やれることはある。



僕にも。


あなたにも。



そう信じたい。



もしかしたら、何も救えないし、誰も助けられないかもしれないし、こんなの自己満足かもしれないけれど


でも、僕はたくさんのあらゆる可能性を信じているから

作品をつくりたいと思えるのかもしれない。


昨日、うつ病の友人の話を聞いたり、うつを経験した人たちの話を聞いて、改めて思ったんです。


そういう人たちの気持ちを助けられる曲を作りたい。



そんなことできないかもしれないし、できたとしても、もしかしたら1円にもならないかもしれないけれど、


もし、そんなことができたら、それは自分の作品の「価値」になっていくと思う。



たくさんの可能性を信じたい。