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命のきらめき

2020.05.30 04:57

朝雨に翔る気色や青楓  高資


「風光る」ですね。青楓に命のきらめきを感じます。


Facebook・西尾仁さん投稿記事

ウイルスや菌と人間は共生してると言うけど 宿主である人間が滅べばウイルスだって存在はできなくなるのに 人間が死ぬほどまでに蝕まれることがあるのは何故か?

映画「感染列島」で畜産学教授が『ウイルスも人間も一緒』と言う人間もそれ無しには存在できない地球という生命体を穢しまくってダメージを与えるようなことを平気でやっている。

心当たり無いとは言わせませんよ

地球がダメになったら人間だって共倒れで存在できなくなるのに ウイルス怖い・菌イヤだとか言って除菌や殺すことばかり考えている人間が 地球から排除や殺しにかかられたとしても文句は言えないんじゃないかな

その点に気付けば、為すべきことはおのずと見えてくるはずですよね

豊受クリニック 院長

高野 弘之

(管理者:一部修正)

http://www.nikkei-science.com/201210_038.html  【特集:マイクロバイオーム

細菌に満ちた私】  より

人はひとりぼっちでは生きていけない──。社会の相互扶助の話ではない。我々の体内にすむ膨大な数の細菌が,マイクロバイオームというまとまりをなし,ヒトの細胞とやり取りをしながら,私たちの身体の生理機能をコントロールしている。その持ちつ持たれつの様子は,究極のソーシャルネットと呼ぶにふさわしい。

 細菌の持つ遺伝子をひとまとめにして調べるメタゲノム解析という研究手法によって,ヒトのマイクロバイオームの正体が明らかにされようとしている。腸内細菌などの構成パターンは,人によって千差万別で,1人として同じものはない。細菌は我々と一体を成して個性を演出している。

 こうした体内の細菌の状態が,ヒトの健康にとどまらず,心や精神の状態にも影響を与えているらしいこともわかってきた。ヒトと細菌をトータルで捉えるマイクロバイオームの研究は,旧来の人間観を変えつつある。


https://scientific-seminar.sysmex.co.jp/ns3j92000000025y.html  【医療を変える「マイクロバイオーム」】 より

「マイクロバイオーム」ってなに?

ヒトの体に共生する微生物(細菌・真菌・ウイルスなど)の総体のことです。これらの微生物が消化器・皮膚、口腔、鼻腔、呼吸器、生殖器など人体が外部環境に接するあらゆる場所には、それぞれ特徴的な微生物群集が常在しています。特に腸に生息する細菌(腸内細菌叢)は約1,000種類、約100兆個といわれています。近年の研究からヒトマイクロバイオームが健康や疾患に密接に関係することが次々と明らかになってきています。

治療や予防ができる時代に!?

マイクロバイオームが疾患に関与する可能性だけではなく、一部の疾患では、糞便微生物移植法(Fecal Microbiota Transplantation ; FMT)による治療もできる時代になってきました。またマイクロバイオームの研究が進むにつれ、疾患に対する予防が注目されています。

こんなに多くの疾患と関係?

最近の各種研究によりますと、下記のいろいろな疾患や病態にマイクロバイオームが関連していることが分かってきました。

 不眠  うつ病  自閉症  パーキンソン病  動脈硬   糖尿病  肥満

 炎症性腸疾患  クローン病  リウマチ  肌荒れ  アトピー性皮膚炎

日本人の腸内細菌は独特のものがある?

腸内細菌は人種によって特徴があることが確認されていて、世界的にみても日本人の腸内細菌叢は独特で、食物繊維をエサにして発酵反応を促進する腸内細菌が多く、様々な代謝物を生み出しているといわれています。 これは、昔から日本人が、木の実やキノコ、海藻、根菜などの多様な食材から多くのの食物繊維をとってきたことに由来すると考えられています。特に海藻を分解することができる腸内細菌類は、日本人特有ものとして知られています。さらに欧米人に比べると、酢酸を作り出す腸内細菌が多いといった特徴があるそうです。しかし近年、食生活の欧米化がすすみ、食物繊維の摂取量が減少していることから生活習慣病や肥満だけでなく、腸内細菌叢にも影響を与えているといわれています。

論文献数の変遷

ここ7~8年で急激にマイクロバイオーム関連の論文が増加しています。これは近年、非常にマイクロバイオームに注目が集まってきており、各診療科の医師・研究者が多岐にわたる研究を行っていることが分かります。

医療のパラダイムシフトが起きる!?

次世代シークエンサーの登場によって、マイクロバイオームのメタゲノム解析技術が大きく発展・普及したことにより、健康・医療技術開発が一気に加速していくものと期待されています。これによって、今後さらに診断・治療・予防への展開が進み、「健康長寿」の実現が可能となることで医療費抑制にも貢献し、今後の医療を変えるものとして、大変注目を集めています。