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【英国Baby&Kids 生活 Tips #22】英国版母子手帳:Red Bookについて

2020.05.17 22:00

▲里帰り出産時の横浜市の母子手帳(左奥)、海外在住日本人用母子手帳(右奥)、英国版のRed Book”(写真中央)

 ベビーマッサージで、プレママ の方からよくご質問いただく、”英国版母子手帳:Red Book”について。


 通常、英国で出産した場合は、退院から2-3日後、Community Healthcare Center (保健所)から派遣されるHealth Visitor(保健師さん)の家庭訪問時に持参してくれる。


 ※日本では、妊娠確定時に母子手帳を貰い、出産前のママや胎児の記録などにも使用するが、こちらは、産後でないと貰えない。(出産前の記録は、全て以下のMaternity Notesに記録。)


 私のように、日本で里帰り出産した場合(英士生後40日で帰英)は、この産後直後の家庭訪問の機会を逸し。。

 帰英してすぐ、GPにてHealth Visitor 訪問のアポイントをお願いしたが、中々Community Healthcare Center (保健所)からアポの連絡が来ず。待つこと3週間、まだ連絡が来ず。。


 深刻な人手&資金不足の英国NHS(National Healthcare System)、こちらからも数回電話したが、今は産後訪問のアポがたてこんでいるので、とりあえず担当のHealth Visitorからの連絡を待ってほしい、とのこと。


 このRed Bookを入手できてないと1番困るのが、健診や予防接種時。Red Bookが無しでは、最初は予防接種の予約も受け付けてもらえなかった。(後ほど事情を話し、Red book 無しで、予防摂取予約だけ先に入れてもらった。)


 イギリスでは、GPで行う0-3歳児向け予防接種はほぼ無料。Red Book不要の日系のプライベートの病院でも、同じワクチンで予防接種が受けられるが、診察&ワクチン代で1本£100以上してしまう。(↓以下、日英予防接種についてまとめたので、ご参照下さい。)


▼【英国Baby生活 Tips #13】日英予防接種について(0〜3歳)

※今後赤ちゃんが、日系の病院のみにしかかからない場合は、Red Bookは不要だが、救急車に乗るなどの緊急時等、イギリスの病院で受診場合は必ず必要になる。

 結局、【生後8週目】の最初の予防接種時のタイミングには、(PCV/MenB/DTaP/IPV/Hib/Hep B/Rotaの7ワクチンを1度に3針に分けて接種)Red Book入手が間に合わず。。


 Health Visitorの家庭訪問のアポが中々とれないので、予防接種を受けられないことに同情してくれたCommunity Healthcare Centerの受付スタッフの方が、帰り道だからと、自宅に寄って届けてくれた。通常は、赤ちゃん健診&ママの健康指導も含めた家庭訪問とセットだけど、今回は予防接種のために、特例でRed Book だけ先に渡します、と。


 結局、Health Visitorの訪問アポが実現したのは、忘れかけた頃の帰英して5ヶ月後。笑


 里帰り出産の場合だと、このRed Bookを貰うタイミングが通常ルートとズレるので注意が必要です。

(※エリアや時期によっては、スムーズにhealth visitor アポを取れる場合もあり。)


 GPでの無料予防接種を考えているなら、帰英後、まず初めにRed Book入手の手続きをGPにて行った方がよい。


※GPでの予防接種予約も、2-4週間先になる場合が多いので、GPによって対応可能であれば、Red Book無しで、予防接種予約だけ入れておくのもベター。

予約を入れてしまえば、予防接種予約を入れているので、早くRed Bookが欲しい、とCommunity Healthcare Center と交渉できた。



※イギリスの0歳児の無料予防接種@GPは、通常【計4回(生後8.12.16週.12-13ヶ月)】。


▼英語版(左)と日本語版(右)の母子手帳 

→日本語版(海外在住日本人用母子手帳)は、日本大使館か日系の病院にて、妊娠確定時に入手可能。


→★日本語版のページネーションやレイアウトをそのままに、英語翻訳してくれたのが左の英語版。

 里帰り出産など、産後に渡英予定がある場合は、日本の病院記録を英語版に転記をしておくと、英国の病院での引継ぎがスムーズに。


 ★★日本の産院で、出産後すぐ帰英する状況を話し、日本語版の対訳を参考にして、英語版母子手帳にも同時に記入して欲しい、とお願いすると快く転記してくれた。(※病院によって対応異なる可能性あり。)


▼日本の母子手帳にある、ウンチの色をチェックするページ。GPで引継ぎとして、英語版母子手帳を提出した際、”日本の母子手帳は、世界素晴らしい!!”とnurse達の間で話題に。

▼Maternity Notes

→妊婦時代の健康記録やエコー写真を含むカルテ一式。出産までの定期検診時に、毎回持参してmidwife(助産師)にチェックしてもらう。通常は、出産時に病院によって回収。


★ 【英国Baby&Kids生活 Tips #1〜】

Web サイトのBaby-Kids欄から。

→ベビーマッサージレッスンでお受けする質問(おすすめお出かけスポットや離乳食、液体ミルクの裏技!など)や、イギリスでのベビーとの生活におけるお役立ち情報を日々更新中。