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(*長文です)思い出のレッスンと、基礎を身につける理由。

2020.05.30 15:46

突然ですが、良い演奏者になるのに必要なのも、

それは

1、才能

2、良い環境

3、良い先生


と言われています。


皆さんは、良い環境に身を置き、良い先生に巡り合っていますか?


僕は絶対音感ではありませんし、音楽一家の家庭でもありませんが、人に出会う運だけは持っているとつくづく思います。

音楽に興味を持った小学生時代から、太鼓のロール(トレモロ)を叩いて見せてくれる先生に出会い、中学校でジャズドラムの素晴らしい先生に出会い、高校では音楽をするのが心から幸せだと思わせてくれる吹奏楽部の顧問の先生に出会い、大学では憧れのティンパニ 奏者の先生と出会いました。

そうして、音楽にどっぷり浸かる人生を送ってきたわけです。



僕は大学三年生のときに、大学生活で一番!心に残るレッスンがありました。


そのレッスンは、実技試験直前、門下生同士で先生も交えてそれぞれ自分の試験曲を披露する、いわゆる試験前のプレ会だったのですが、

レッスンの合間に、先生にこう声をかけられました。


「山口は何の曲するんだっけ?え?○○○○?3年生にもなってそんな曲するの?つまんないなー。」


僕は次の出番の門下生が演奏するためのセッティングを手伝いながら、こう思いました。


え、

今まで3回くらいレッスンで見せたのに、、、

覚えてないの?

自分なりに真剣にやってるのに!


大学1、2年と、基礎で負けたくないと小太鼓ばかり練習していて、みんながやってるソロ曲まで出来ていませんでした。そうして、3年生になったとき、初めてやったソロ曲は、今どき高校生でもやってる曲でした。

そして、プレ会の演奏は一応終了。

ここからが本番、プレ会後のプチレッスンにて。


曲のある個所を注意されました。

僕はプレ会のときに落ち込んでいたので、なかば演奏は投げやり。


それに、先生の言うことを聞く気持ちがなくなっていて、そのとき「こうすればいいんでしょ!」という演奏になってしまっていました。


そして言われる


先生「そうやって、すぐそんな演奏になっちゃうところがムカつくね。」

僕の心の声「え?ムカつく?ムカつくって何?」

先生「さっきまでは良かったのに」

僕の心の声「?!さっきまでは良かった?」

先生「さっきの演奏のまま、そこのところを変えなさい」


その時の試験の結果は、上手くいきました😆



今考えると、先生はこれまでの僕の頑張りをしっかり見てくれていて、初めてのソロ曲を大事にしたいということを分かってくれていたんだと思います。

その上で、僕にはっぱをかけてくれていたんでしょうか。

一度投げやりな演奏を聴かされた先生の気持ちを考えると、いまでもやりきれない気持ちになりますが、レッスンをしていただいた先生に本当に感謝しています。


その後も、打楽器専攻だけどマリンバの大好きな曲に挑戦したり、大好きなドラムの曲でアドリブを考える曲に挑戦したりと、大学にいる間にたくさんの曲と出会い充実した学生生活を送ることができました。


僕は基礎をみっちりやったおかげで、いざ曲を弾いた時のレベルがグッと上がりました。

打楽器はいろんな楽器がありますが、どの楽器でもその人の言葉(歌詞、歌い方)を伝えなければなりません。

たとえば、バチで楽器を叩くと「あ」の音が出るとします。

「ありがとう」と言おうとしたとき、基礎ができていないと「あんがとーー」や「ありーーがとー」となってしまいます。それでは何を言っているのか聴き取りづらいし、伝わりづらいです。

基礎は、楽器で喋るときにきれいな言葉で喋るためにあります。

「ご機嫌麗しゅう」「てやんでい!」「そろりそろり、、」など、いろんな言葉を流暢に喋るためにも、是非基礎にしっかりやってみてください。


話は戻りますが、僕の先生は、ただ楽器や音楽を教えるだけでなく、僕が演奏する上で精神的に独立できるように、導いてくれました。


他にも、先生にまつわる忘れられない出来事があるので、いつか公開しますね。