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不思議なgarage けるーむぽるん

【越路の想い出〜さいなら会の日記】

2020.05.31 09:37

この前のクラムチャウダーの投稿に書かせていただたのですが


おばさんが若い頃に

クラムチャウダーが

とても美味しくて通わせていただいていた

人形町「越路」さんの最後の日にお伺いした時の日記です。


【越路の想い出〜さいなら会の日の日記】

2008年6月29日


さいなら・・・。

昨日、越路が閉店しました。

大好きだった喫茶店。

それを知ったのは一ヶ月前。

どうしたらいいんだろう?突然のことに、戸惑った。

私に出来る事はないのだろうか?

ひとり悩んでいた。

越路に、私のグッズを置いてもらうようになってから、1年ちょっと。

その間に色んな事がありました。

でも、嬉しい時も悲しい時も、どんな時も越路は、そこにありました。


越路のマスターには、本当にお世話になりました。

最初は怖かったけど、面白くて、暖かくて、いい加減で、優しいマスターを、私はいつからか、とても好きになっていました。

都会の真ん中のひとつ路地裏にあった、時間が止まったままの喫茶店。

「私達3年後、何してるんだろうねぇ・・・」

友達と夜遅くまで語りあってた去年。

それでも、私がどんな風に変わっても、越路は変わらず、ずっとそこにあるものだと思っていたのに・・。


閉店2週間前から、ランチタイム、夜、時間を見つけては通っていました。

カウントダウン。

そして、とうとうやってきた昨日。


お店の中はとても賑やかで忙しそうでした。

私は、外から眺めるだけで、家に帰りました・・・。


今日もまた、越路の扉を開けました。

さいなら会のはじまりです。

本当の本当の最後の夜に、ご近所さんから、はじめましてさんまで、色んな人が集まって、飲んだり食べたり、ワイワイ話して・・悲しい顔は、ひとつもなかった。

越路で、ミニライブっていいなぁ・・。

私の絵、飾ってくれないかなぁ・・。

良くひとりでご飯たべながらボーっと考えていたっけ・・。

さいなら会の最後に一曲歌わせてもらいました。

人前で弾き語りは、久しぶりで、緊張したけど楽しかったな。

こんな夜は、そうそうないよ。

素敵な夢。

過ぎて行く今。

消えないで・・。


静まり帰った夜の街。

ひとり電車の帰り道。

胸の奥から込み上げてくる何かを必死でなだめていた。

泣くな!

泣くな!

だって涙は、また会う日まで取っておかなきゃ。

未来が足踏みして待ってるから。

別れは出会いのはじまりなんだと自分に言い聞かせては、上を向き涙をのみこんだ。

さいなら越路。

ありがとう越路。

私はずっと忘れないよ。

閉店が決まったと、マスターが私にくれたメッセージ。

「もし越路がなくなっても、それは必然の流れです。

全てのものは、時間と共に変化してゆくのですね。

でも、人と人とのつながりは、時を超えて続いてゆくのじゃ!」

越路に関わった、全ての人に幸あれ!!







さいなら会から12年。

3年後も想像できなかった若き日の自分。

マスターとは、今も年賀状のやりとりをさせていただいています。

なくなったら、お終いではなく、記憶の中で生き続ける。それは、駄菓子もそうだと思います。


終売情報をいくつか聞いていて、寂しい気持ちとともに、記憶はいつまでも生き続けるんだという事も感じています。


目の前の当たり前のような光景を、大切に見ていきたい。そんな風に思っています♡鳩