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Oimachi Act./おい街アクト

ベートーヴェンを知ることは、ピアノ・ソナタ「月光」を好きになることから始まる

2020.06.02 03:00

ベートーヴェンの交響曲で最も知名度の高い

第5番ハ短調「運命」は、

音楽家として何よりも大切な

聴覚を患い始めた20代の後半から、

過酷な運命に戦いを挑んでいく決意をして、

38歳になる年に完成された。


「運命」という愛称は、

彼の弟子のシントラ―がベートーヴェンに、

第1楽章の冒頭の主題についてたずねた時、

ベートーヴェンは

「運命はこのように扉をたたくのだ」と

答えたことからつけられたものだと言われる。


日本ではこの「運命」を使っているが、

外国ではほとんど使われていない。

これは日本人がタイトルを

付けてないと覚えないということから、

付けたものだと思われる。


クラシックが普及し辛いのは、

交響曲第〇番では解かりにくいこと、

拡がりにくいことから、

文部省がタイトルを付けるように

働きかけたと思われる。


ベートーヴェンの一生を

「嵐の一日に似ている」と述べたのは、

フランスの文部省ロマン・ロラン。


べートーヴェンのピアノ・ソナタの中で

最も有名で、広く愛されている

「月光」(ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調作品27-2)

当時、ベートーヴェンは

激しく恋をしていた

伯爵令嬢ジュリエッタ・ダイチャルディに捧げられた曲。

恋に破れた彼は、

自殺の決意まですることになるが…。


幻想的なこの曲は

「月光」と名付けてはいない。

「幻想風ソナタ」とだけ題している。


名盤として御紹介したいのは

ケンプ(P)

幻想的な気分を詩情豊かにあらわした優れた演奏。

グレン・グールド(P)

グールドならではの「月光」が聴ける。