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STEREO Kamakura vin & cafe

食材と技術

2020.06.01 13:21

昨年から今年にかけて4ヶ月だけど1人で料理人をやった。


自分が料理人の場合

季節を感じ、食材をみて、鎌倉という土地を考え、食べる人を想像した。


それで何が作れるか考えた。


自分が作ったもの。

自分が「うわー!コレ絶対めっちゃ旨いヤツやん!」って感じるもの。お金を払って食べたいって思うもの。


その感覚が一番大事な事の一つ。



もう一つある。とても大事なこと。


『自分の大切な人に、自信を持って食べさせれる事ができるか。』



当たり前だと思っていた。



でも、なかなか料理人というものはそういう考えばかりでは無いらしい。


作りたいから作る。とか、

習ったから作る。とか、

自分の技術が絶対だから、それに食材を当てはめる。とか、


食べる人が喜んでる姿を想像するんじゃ無いの?自分じゃなきゃできない料理で、自分の存在を確立するんじゃ無いの??


同じ食材でも、特性を見極めて調理法を変えるではなく、


「自分が会得した技術に食材をあてはめる」


わからなくは無い。


あるレベルに達した者はできるだろう。確かに間違いは無いのかもしれない。


けど、、自分の許せるモノでは無い。と今は思う。


今後、それについてもっと考える。


サービスマンと料理人。

違う種族だけど、目的は同じだと思う。でも最近、ちょっと違うのか?と思う。


足元を見なければ。

当たり前が何なのか、目指す事が何なのか、

もっともっともっと。

考えよう。




なんで、飲食やってるの?って。