おうちで温泉記事第十二弾「滝しぶきを浴びながら野天に浸かり心身浄化」
台湾現地日本情報マガジン『WAttention TOKYO+ 挖！日本』の人気連載記事「日本元氣溫泉之旅」を覗き見。温泉ライター西村理恵さんの記事を読みながら、おうちで温泉気分を味わってみてはいかがでしょうか？
今回ご紹介するのは伊豆半島の大滝温泉。
自然豊かな伊豆半島は、景色とおいしい海産物などの地元の食を楽しめる温泉が多く、温泉マニアにも愛される温泉エリア。
ちょうど昨年、西伊豆の取材に台湾チームが出ていたので、こちらの記事も併せて御覧ください "西伊豆絶景旅"
大滝温泉 天城荘
滝しぶきを浴びながら野天に浸かり心身浄化
海のイメージが強い伊豆半島だが、真ん中には背骨のように天城山が連なっている。険しい山は美しい渓流を生み、七つの滝が流れ落ちる。その中でもっとも大きなのが「大滝」。落差30メートル。水量豊かな迫力のある姿で、音のすごさに驚かされる。
天城荘は、大滝から一番近い宿。玄関は3階。渓谷に沿うように客室が並び、天城の自然を居ながらにして一望できる。1階には男女別の内風呂と露天風呂とが用意されている。源泉は全部で5本。お湯はアルカリ性でツルツルとした透明泉。何とも気持ちがいい。館内のお風呂もいいが、一番の魅力は外の温泉。遊歩道を下ること5分、滝のすぐ近くに数カ所の浴槽があり、水着を着て入浴ができる。野性味あふれる自然から、特別な力を授かっているようで、体に元気が満ちてくる。水の流れのおかげか空気も清く、心の中まで浄化されていくようだ。
夜は滝のライトアップもあり、幻想的な眺めも楽しめる。映画「テルマエロマエ」やベトナム人監督が制作した「ノルウェーの森」（原作・村上春樹）の舞台にもなった天城荘。ボーダーレスな魅力にあふれた昭和な温泉宿である。
天城荘
住所 静岡県賀茂郡河津町梨本359
電話 0558-35-7711
交通 伊豆急行線「河津」駅から東海バス修善寺行き20分の大滝入口下車、徒歩すぐ
金額 一泊二食1万円〜、立ち寄り入浴外湯のみ2時間1500円、外湯＋大浴場3時間2000円
実際に掲載された『WAttention TOKYO+ 挖！日本（台湾版）』の記事は、オンラインでもお楽しみいただけます。