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マヤ

『W旦那+(プラス)』 三代目妄想劇場 番外編(新生48)

2020.06.04 12:55

「ねぇねぇ、おいちゃん!オバケ怖い?」




タクシーの後部座席で、臣の膝の上に座っている隆臣が身を乗り出して運転手に尋ねた。





「オバケですかぁ?そりゃ怖いですよ」




「そーなの?たぁくんへーきよ♪」




「坊ちゃん、頼もしいですね!」




「いや、きっと実物見たら作り物でもワンワン泣くと思いますよ 笑」




笑って運転手に返す臣を見上げて、隆臣が言った。




「とーしゃん泣くの?」




「俺じゃない 笑」




「たぁくんが一緒だからだいじょぶよ!」




「アハハ…」




「可愛い坊ちゃんですね~」




「いやぁ、今日はまだ話を聞いてくれてる方で、いつもは超マイペース幼児です 」




「目の中に入れても痛くないほど可愛いって、お客さんの笑顔見てりゃ分かりますよ」




「ハハハ…バレましたか?一人息子なんでね」




「ねぇねぇ、おいちゃん!オバケとおばしゃーんとどっちが怖い?」




「隆臣、なんでおばしゃん限定なんだ?笑」




「え!?そりゃ、人間の方がはるかに怖いですよ」




「しょーなの?」




「なんか体験したんですか?」




「アレですよ、今話題の何とかって画家の絵」




「絵?」




「そう!何とかって絵のレプリカを家に飾った途端…」




「内気な女房が男作って出ていきやがったんです」




つづく