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売上計上基準。実践編。

2020.06.05 03:14

1-4売上計上基準。実践編。

引渡基準を

役務提供完了日に変更しよう。


売上計上基準は以下のような基準があります。

(1) 言わずとしれた、出荷基準。

倉庫から出庫時等に売上計上。

(2) 検収基準

取引先の検収があった段階で売上計上。

簡単なことですが、売上を遅らせるほうが節税になり、検収基準で、売上を多少繰り延べます。

ただし、いったん選択したら、毎期継続適用しなければなりません。

こんな基準もあります。

(3) 使用収益開始基準

土地・建物等の不動産販売時は、使用可能となった日を売上計上時とします。

(4) 検針基準

電気、ガス等、公共料金は、検針日を売上計上とします。


法人税法では、妥当で、発生主義の原則に基づいた実現主義による収益計上とされています。

税法上、合理的な理由があれば、売上計上基準の変更を認めています。

変更理由を明文化しておきましょう。

また、売上計上時点を証明する証票を整備・保管が必要です。

経理のファイリング方法は、案外、税務調査を意識したものなのかも知れません。