言葉のエネルギー
2020.06.05 07:39
こんにちは、ナツコです。
言葉、を大切に扱いたい。
書くことが特技ではないけれど、今の気持ちにそぐわない言葉は使いたくないし
そのために辞書を引くのは当たり前だし
ぴったりくる言葉が湧いてこなければ、そこでいったん書くことは中断。
博報堂のクリエイティブ・プロデューサーで
スピーチライター・作家でもある「ひきたよしあき」さんはご存知ですか?
ひきたさんの紡ぐ言葉で、
いつも日本語の美しさを再認識させられます。
(言葉のプロである彼は、
Facebook上の自身の投稿に対するコメントは
絵文字や顔文字を使わないでほしい、とのこと。
ごくたまにわたしもコメントを入れるのですが、
顔文字や絵文字、スタンプを使わない
やりとりの難易度の高さにかなり
神経を使います・・)
ひきたさんの言葉は、かっこつけたり、美辞麗句ではありません。
誠実で、まっすぐ。
伝えたいことと読み手に伝わる内容に齟齬がないんだろうなぁとわかるような文章。
今日もたまたま目にしたエッセイに
胸を打たれたので、
その一部をここで紹介しますね。
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日本人の人生は、花で歳を重ねる。
人生、あと何回、桜を観ることができるのか。
この「一瞬」を、誰と、どこで観るのか。
その時、何に思いを馳せるのか。
曲がりなりにも生きていることへの感謝と祈りを込めながら、
桜が咲き、散る姿を観る。
桜を眺めるとき、心に松尾芭蕉の句が浮かぶ。
【さまざまのこと おもいだす桜かな】
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(「ゆっくり前へ ことばの玩具箱」より)