ここが不思議だよ日本政府:アメリカ英語とイギリス英語のどちらを教えたいの?
おはようございます、Jayです。
突然ですが、今朝は英語のクイズから始めたいと思います。
英語表記でもカタカナ表記のどちらでもかまいませんし、もちろん頭の中で答えるのもOKです。
1. 「飛行機」を英語で言うと?
2. 健康でいるためには欠かせないもので、みかんには「〇〇C」が多くレバーや豚肉に多く含まれている「〇〇B」の「〇〇」は?
3. 車の後部にある荷物を入れる箇所を英語で言うと?
4. 車の前部にあるエンジンなどが入っている箇所を英語で言うと?
答え合わせ:
1. “airplane”(エアプレーン)
2. “vitamin”(ビタミン)
3. “trunk”(トランク)
4. “bonnet”(ボンネット)
全問正解された方、おめでとうございます!
しかしこれをアメリアかイギリスのどちらかで受けていたらまず全問正解しないでしょう。
( ゚Д゚)
と言うのも、この上記の答えはアメリカ英語とイギリス英語が入り混じっているからです。
1.
“airplane”はアメリカ英語で、イギリス英語では“aeroplane”(エアロプレーン)
2.
「ビタミン」はイギリス発音で、アメリカ発音は「ヴァイタミン」
3.
“trunk”はアメリカ英語で、イギリス英語では“boot”
4. “bonnet”はイギリス英語で、アメリカ英語では“hood”
日本国内で普段目や耳にする英語はイギリス英語とアメリカ英語が混在しています。
その理由は、日本が最初にイギリスと仲良くしていて、後にアメリカとも同盟を結んだからと私は予想します。
しかし今となっては公立校など大半の学校で教えているのはアメリカ英語のはずです。
ですので政府はアメリカ英語にシフトしていると思われたのですが、それが崩れた事がありました。
それはとあるニュースで観た厚生労働省の看板が映った時です。
「厚生労働省」と書かれていた下に英語で“Ministry of Health, Labour and Welfare”と書かれていました。
“labour”はイギリス英語の綴りで、アメリカ英語は“u”が入っていない“labor”です。
「色」を意味する「カラー」も、アメリカでは“color”ですがイギリスでは“colour”です。
他には、「宝石」を意味する「ジュエリー」が“jewelry”(アメリカ)と“jewellery”(イギリス)や、映画館などの「シアター」はアメリカでは“theater”ですがイギリスでは“theatre”。
このように同じ英語ですが綴りや発音が違ったり、中には違う単語を使っていたりする事もあります。
他に見つけた役所のイギリス英語は、外国人向けの新型コロナウィルスの相談窓口を「月曜日から金曜日」までやっている事を伝える英語表記が“Monday to Friday”。
アメリカ英語は“Monday through Friday”。
アメリカ人にも“Monday to Friday”で通じなくはないですが、これは「月火水木金」かもしれないですし「月水金」かもしれません。
イギリス英語とアメリカ英語が混じった英語をしゃべっていて“恥をかく”という事はないと思いますが、相手を混乱させる事はあるでしょう。
両方の英語を知っていると幅は広がりますが、基本の柱はどちらか片方にする事を文部科学省には強くお勧めします。
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Have a lovely day