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ビジョン構築から信頼構築、そしてエンパワーメントへ!課長・リーダーとしての心得

2020.06.13 21:00

 皆さん、こんにちは、エンパワーメント・コーチの廣川です。組織のチーム運営に悩む課長やリーダーを対象に、チーム活性化、業績目標達成のための情報を発信しています。今日一番伝えたい事。「チームとして結果を出していくこと」とは何か?です。


全面的に信頼して仕事を任せる

 チーム運営では、チームとして目標を設定して結果を出すために、仕事を各メンバーに任せていきます。ベテランから新入社員までレベルに応じて任せて行きます。ここで注意したい事は、人に任せることで、かえって時間が掛かり、遅くなったりと効率性を重視するという考え方は、よくありません。


世界的名著の「7つの習慣」の中では、

「自分の時間を使うときは効率性を考え、人に任せるときは効果性を考えることである」

と記載されています。

 これは、人に任せることで、課長・リーダー自身の能力よりも何倍もの結果に繋がることを意味しています。それは自身が行うより、新たな発見・視点があったりと想像以上の効果に期待できます。また、俺は課長だから、リーダーだからと「あれ持ってこい!」などという「使いパシリ」では当然いけません。仕事を任せる際は、期待する結果を明確に伝え、お互いに納得いくまで話し合いをする必要があります。出来れば、文言として残しておくことが理想です。そして期日も明確にすることです。

 このように仕事を任せ、そして結果を明確し成果に繋げる。これを繰り返していくとお互いの信頼関係が構築されていきます。信頼が心で繋がれば、更なる好循環が生まれ、より高いレベルで成果に繋がっていきます。そして何より効果が最大限に発揮され、少ない時間で結果が出せ、大切な時間のの確保にもつながります。


エンパワーメント効果にも繋がる

 このように全面的に信頼して仕事を任せていくと、課長・リーダーの次にやることは、一定の権限を委譲し、本当の意味で責任を持たせることが出来るようになります。信頼関係が構築出来ているので、任された部下は、よりやる気に繋がり、相乗効果が発揮され、とてつもない結果が生まれていく可能性があります。

 ここで注意したいのが、成果が薄く、仮に失敗しても部下を攻めてはいけません。大切なのは、その失敗を資産化することです。そのプロジェクトを実行したことのPDCAを回し、何が原因でこの結果になったことを纏め、メンバーに共有することです。失敗を共有するのは、恥ずかしい事で勇気も必要になります。それは、今後のメンバーの成長に大きく繋がります。これが今後の更なるエンパワーメント効果に期待できるからです。


まとめ:「チームとして結果を出すということ」

 各メンバーと課長・リーダーがこのような関係になれると、チームとしてものすごい結果が生まれていきます。しかし、全員が結果を出せれば理想ですが、出せない場合もあります。すべて仕事として捉え、その仕事の本人たちの意見・手段 結果を共有し、チームとしての成長していけるように導きます。おのずと結果がついてきます。

個人の成長を考え、仕事を任せ効果性を発揮させること、そして信頼から権限委譲し、答えを出していくという素晴らしい好循環に繋がります。これがチームとして結果を出していくということです。

 お互い信頼し、活発なチームを作っていくことが課長・リーダーの仕事です。何より信頼できる仲間と時間を共有していきたいですからね。

 ・・・ということで今日はこの辺で