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Tata 【フレンチスタイル花教室】

「稼げる花屋さんになってください」

2020.06.06 16:45

4月から

生産者さんや仲卸さんにお会いして

いろいろなお話を聞かせていただいています。



すごく勉強になるし

花を大切にしようって気持ちにますますなりました。



中でも、これは忘れてはならないことと思い、書き残すことにしました。


お花の仕事に携わるある方がスタートラインに立ったばかりの私に

「稼げる花屋さんになってください」

って、言ってくださったんですね。


その方は言いました。


「『頑張って稼いでください』って、『儲けてください』って言うと、大抵のお花屋さんは、『うちはそんな儲からないから』

とか

『そんな、そんな。花では無理ですよ』

って、答える方が多いんだけど…。

でもね、自覚しておいて欲しいんだけど、お花屋さんは、問屋、生産者の生活も背負っているってこと。

その自覚を持って、頑張って売って、稼いでくださいね、みんなのために。

生産者さんが、安心して作れるのは、お花屋さんが適正価格で売ってくれるから。

それを橋渡しするために、仲卸、問屋、市場があるので、その立場の人たちは、しっかり橋渡しをすることが大事なんだけど。

でも、やっぱり消費者に届けるってことを考えると、一番頑張らないといけないのは、お客様に一番近いお花屋さんだよね。」


って言ったんです。


なるほど、すごく、ズドンときた言葉でした。


花屋に限らずですが

消費者に売る小売店が仲卸、問屋さんたちの暮らし、生産者さんの暮らしを支えているのは確かです。


それぞれがそれぞれの仕事に専念するためにも、しっかり稼ぐ小売店にならなくちゃ。


「生産者さんに「売らなきゃ」って心配させないようにしなくちゃね」

その方は、そうおっしゃっていました。


なるほど。


今、コロナの影響もあって、花業界だけでなく、どこも厳しい。

どこも、厳しい。



牛乳が余ってるとか

メロンが余ってるとか

物産展で売る予定だったものが余ってるとか。


いろいろあるけれど

生産する仕事の人が

安心して仕事ができるように

小売をする立場の人は頑張らないといけないんだと、気がつきました。


しっかり稼いで、次また稼いだお金でいいお花を仕入れて、喜んでいただける花を束ねたりいけたりしていこう。


やれることの種類は少ないけど(仕入れる、束ねる、いける)

やれることは無限にあるからね。