ZIPANG-4 TOKIO 2020「発掘された日本列島2020」展の開催のお知らせ!
新発見考古速報
日本列島では毎年9,000件近い発掘調査が行われてい
ます。このうち、近年発掘された遺跡や、成果がまとまった
注目の7遺跡約200点を速報展示します。
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ー新型コロナ菌肺炎のパンデミックに寄せてー
昨年、我国は皇室の御代替わりで年号も改まり、昨秋の奥ゆかしき即位式には深い歴史の重みに国民は改めて誇りをもち、2020オリンピック主催国日本は明るい兆しを求めて令和2年を迎えたばかりでした。その余韻も覚めやらぬ1月半ば、世相はいきなり急転直下…
目下、全世界が新型コロナ肺炎パンデミックに巻き込まれております。未だ対処方法も終息期も見出だせない状況下、各国で拡散し猛威を奮っております。
今、私達に出来ることはただ一つ。それはこの目に見えない新型コロナ菌に出逢わない事だそうです。その方法とは… "三密 " つまり密集、密閉、密接 を避ける事ですね。
当面は一人一人がその "三密 " を守りましょう。皆が心を合わせれば、コロナ菌は行き場を見失うのです。
どうか、世界各国が足並みを揃え、協力しあって一日も早く平和な日々が訪れますように。
編集局より
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「発掘された日本列島2020」展
趣旨
全国で毎年約9,000件を超える発掘調査が実施されておりますが、国民がその成果に実際に触れる機会は、極めて限られています。このため、平成7年度から、近年発掘され特に注目された出土品を中心とした展示を構成し、全国を巡回することにより、国民が埋蔵文化財に親しみ、その保護の重要性に関する理解を深めることを目的として始まりました。今回で第26回となります。
主催
文化庁、東京都江戸東京博物館、新潟県立歴史博物館、福島県立博物館、一宮市博物館、中津市歴史博物館、全国新聞社事業協議会、東京新聞、新潟日報社、福島民報社、福島民友新聞社、中日新聞社、大分合同新聞社
協力
全国公立埋蔵文化財センター連絡協議会,全国埋蔵文化財法人連絡協議会,公益財団法人元興寺文化財研究所,共同通信社
後援
全国史跡整備市町村協議会
会場及び会期
東京都江戸東京博物館 令和2年6月13日(土)~令和2年8月3日(月)
新潟県立歴史博物館 令和2年8月22日(金)~令和2年9月27日(日)
福島県立博物館 令和2年10月10日(土)~令和2年11月15日(日)
一宮市博物館 令和2年11月28日(土)~令和2年12月27日(日)
中津市歴史博物館 令和3年1月16日(土)~令和3年2月21日(日)
※東京都江戸東京博物館の会期は、事前の案内から変更になっていますので、ご注意ください。なお、新型コロナウィルス感染症拡大の状況によっては、各館での開催日程の変更等が生じる場合がありますので、ご注意ください。
展示内容
(1)新発見考古速報展
(2)特集1日本の自然が育んだ多様な地域文化
(2)特集2記念物100年―我がまちが誇る史跡・名勝・天然記念物―
展示図録
『発掘された日本列島2020 新発見考古速報』文化庁編 共同通信社発行
主な展示品
(1)遮光器土偶(しゃこうきどぐう)
石船戸遺跡(いしふなといせき) 出土
(新潟県阿賀野市:縄文時代晩期前葉 約3,000年前)
新潟県内で最大の大きさの遮光器土偶の頭部です。胴体部分は見つかっていませんが、残っていれば30cm以上の大型品になると思われます。首の破損部分にはアスファルトが付着しています。壊れた土偶を何度も修復し、大切にしつづけた様子がうかがえます。
【高さ8.6cm,幅8.8cm,厚さ9.0cm 阿賀野市所蔵】
(2)柄付き鉄製鉇(てつせいやりがんな)
八日市地方遺跡(ようかいちじかたいせき) 出土
(石川県小松市:弥生時代中期 2,200年前)
鉄製鉇に木製の柄が付いた完全な状態で、弥生時代のものとして初めて出土しました。柄はイヌガヤ属の芯持ち材で、鉇本体を柄に挟み込み、糸とサクラの樹皮で固定しています。柄を片手で持ち、木の表面を薄く削ったり、文様を刻み込む作業などに使われたと考えられます。
【全長16.3cm,鉇本体は長さ5.1cm,幅1.9cm
公益財団法人石川県埋蔵文化財センター所蔵】
(3)蓋立ち飾り(きぬがさたちかざり)
ニサンザイ古墳 出土
(大阪府堺市:古墳時代中期 5世紀中葉)
古墳の周濠から出土した、コウヤマキで作られた蓋(きぬがさ)形木製品 もしくは蓋形の木製立物(たてもの)の一部です。蓋とは、古墳時代から古代にかけて使われた貴人に差し掛ける木製布張りの傘で、上部にこうした飾りが取り付けられました。古墳の墳丘や堤の上には、埴輪だけでなくそうしたさまざまな器物を模した木製品(木製立物)を立て並べて、古墳の墳丘が飾られていたことを示します。
【上:残存長54.8cm,厚さ1.3cm,下:残存長78.1cm,厚さ1.6cm 堺市所蔵】
(4)向鶴銅製目貫金具(むかいづるどうせいめぬき)
史跡聖寿寺館跡(しょうじゅじたてあと) 出土
(青森県南部町:室町時代~戦国時代前半 15世紀後半~16世紀前葉)
この銅製品は、室町・戦国時代としては東北最大規模の掘立柱建物の柱穴から出土したもので、 刀装具(とうそうぐ)の一種である「目貫金具(めぬきかなぐ)」と考えられます。1円玉ほどの大きさの円が二つ連なり,その中に三戸南部家の家紋「向鶴」があしらわれています。中世南部家の家紋の発生とルーツを考えるうえで重要な資料です。
【長さ2.6cm,幅1.3cm,厚さ0.2cm,南部町教育委員会所蔵】
特集のご案内
特集1 日本の自然が育んだ多様な地域文化
南北に細長い日本列島では、山脈と平野からなる起伏に富んだ地形とその
周囲を流れる海流により多様な気候と自然環境が生み出され、人々はそうした
自然と共生する中で多様な地域文化を育んできました。本特集では、旧石器時
代から古墳時代にかけての各地域の遺跡の発掘調査成果をつうじて、列島を
織りなす多様な歴史文化の姿を紹介します。
特集2 記念物100年 ―我がまちが誇る史跡・名勝・天然記念物―
記念物は我が国にとって歴史上・学術上価値の高い遺跡、観賞上価値の高い名勝地、学術上価値の高い動物・植物・地質鉱物の総称で、その中でも重要なものは「史跡」「名勝」「天然記念物」に指定されています。全国各地に所在するこれら記念物をテーマに地方公共団体が実施している様々な取組を展示し、記念物の多様な魅力を発信します。
特別史跡 埼玉古墳群、特別天然記念物 アポイ岳高山植物群落、特別名勝 御嶽昇仙峡など…
特別名勝 御嶽昇仙峡 覚円峰(山梨)
御岳昇仙峡は山梨県甲府市の北部に位置する渓谷です。 国の特別名勝にも指定されており、「日本一の渓谷美」といわれ観光の名所にもなっています。 長い歳月をかけて削り取られた花崗岩の断崖や奇岩・奇石と清澄で豊富な水の流れをみることができ、渓谷沿いに整備された遊歩道では、四季折々で変化に富んだ渓谷美を間近で楽しめます。
富士山と並ぶ山梨の人気観光スポットとして多くの人に愛されております。
特別名勝 御嶽昇仙峡関連情報は下記リンク記事にてご覧ください
ZIPANG TOKIO 2020「千曲川の源流を育む甲斐・武蔵・信濃の三国にまたがる甲武信ヶ岳、甲武信ユネスコエコパーク登録推薦決まる(埼玉県、東京都、山梨県、長野県)」
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/3822129/
鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」明和町観光大使
石川県 いしかわ観光特使
協力(順不同・敬称略)
文部科学省 〒100-8959 東京都千代田区霞が関三丁目2番2号 電話番号:03-5253-4111
文化庁 〒100-8959 東京都千代田区霞が関3丁目2番2号 電話番号:03(5253)4111
昇仙峡観光協会 〒400-1217 山梨県甲府市猪狩町441昇仙峡ロープウェイ株式会社内
電話番号 055-287-2111
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