夜のカフェでジェラートを。Ciampini-【Italy Rome】

2012年 イタリアの旅。

ローマでは、私たち8人も、おのおの自由に行動する時間を作った。

「18:00にこのカフェに集合しよう」と言った先がこのCiampiniだった。

当時はまだまだガラケーの時代。

ガイドブックと歩くことで多少身についた土地勘が頼り。ポケットWi-fiだなんてなかったし、【世界対応ケータイ】は持っていたけど、うまく繋がるかどうかなんてわからないから、迷子厳禁・時間厳守。ちょっと間に合わないだけで、とても心配をかけるし、迷ったら最悪、命に関わるかもしれない。そう思うと、今は旅先でもだいぶ便利になった。

18:00。約束どおり、Champiniに到着。

先に3人の子が着いていて、すでに席を取っておいてくれた。

歴史あるクラシカルな雰囲気。

私たちみたいなひよっ子にも、とても丁寧に接してくれた。

友だちが調べておいてくれたのだけど、ここはジェラートが有名みたい。

クッキーやタルトにも目移りしたけれど、ここはジェラートを。

私は、マロングラッセと木苺のジェラートを。

そういえば、イタリア語もよくわかっていないのに、この時どうやってオーダーしたんだろう…

店員さんのユニフォームもかっこよくて素敵だったし、店内の内装も重厚感があっていい雰囲気。

「こちらもどうぞ」と、ラングドシャクッキーまで頂いた。

はじめてのヨーロッパだったし、どうみても旅慣れていない子どものような集団だったと思うけれど、ちゃんと地元の方と変わらないお客さんとして扱ってもらえたことがなんだか嬉しくなった夜だった。

旅慣れるのも良いことだけれど、あの頃の新鮮な気持ちと同じように旅することができたら、それもまた楽しいなと思う今日この頃だ。