オテよりマテを
愛犬がオスワリを出来るようになったら、次に教えたのがオテという方多いのではないでしょうか?
その結果、オスワリの号令をかけると犬が何も指示しなくても勝手にオテ・オカワリをしてしまって、マテが出来ないなんて話を聞きます。
その場合、犬が指示に対して混乱しているか、
1つ1つの号令の意味を理解できていないのかもしれません。
飼い主が号令を出したら、今自分が知っている号令をとりあえず全部やれば飼い主さん喜ぶでしょ?と考え自分の判断で行動しているのかも。
このような時は、最初に戻ってやり直すことをお勧めします。
① まずオスワリだけトレーニングします。他の号令は一切出すことはしてはいけません。
オスワリの指示を出して、犬がオスワリしたらすぐ褒めます。
これだけ。
この簡単な作業だけを繰り返し行って下さい。
目安として1週間はオスワリだけ練習します。
そうすることにより、犬も「オスワリの次はオテ?オカワリ?これでいい?」と
オヤツやごはんをもらうために必死になって行動していたのが、
オスワリしか練習しないことで、
「オスワリって言われたら座っていればいいのねぇ~。」
と、「オスワリ」の意味をちゃんと理解していくのです。
トレーニングを続けていくうちに愛犬がちゃんとオスワリが安定して出来るようになったら次のステップに移ります。
目安1週間と書きましたが、大丈夫そうなら1週間より早くても大丈夫です。
② オスワリが安定して出来るようになったら、マテの練習です。
オスワリが安定しているので、いつものようにオスワリの指示を出し、これに気持ち少しだけ(3秒ぐらい?)待つ時間を作ってから「ヨシ」という解除の号令を出してから褒めます。
後は、このオスワリの指示を出してから待つ時間を少しづつ長くしていきます。
待つ時間が5秒以上になったら、オスワリの後に「マテ」の号令も入れていきます。
後は繰り返しトレーニングします。これも目安1週間続けます。
同じことの繰り返しを何度も行うことで、犬も理解を深めていきます。
③ オスワリ→マテも安定して出来るようになったら、次のステップに移ります。
やっとここでお待ちかねのオテを教え直してもいいし、
フセなど別のことを教えてもいいと思います。
まとめとして、
犬に何か号令を教えるときは、その号令が安定して出来るようになるまで1週間を目安に繰り返しトレーニングを続けます。
1週間やって、安定したと確信したら次の新しい号令を教えても大丈夫でしょう。
またこれも1週間は同じことを繰り返しトレーニングします。
もし、また犬が号令に混乱してきたら、最初に戻ってやり直して下さい。
やり直すにしても、要領が分かっていればやり直す時間は短くなると思います。
私の口癖ですが、「困ったら基本に戻る」です!