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chillinchillin

親時計と子時計パート1

2020.06.08 21:49

皆さんはよく眠れていますでしょうか。

新型コロナの影響か不安を感じ、以前より増して眠れないとか、ゲームやスマホを離さないで夜遅くまで起きていて、朝が遅いという昼夜逆転の生活になってしまっていませんか。


その人によってベストな睡眠時間は異なるそうですが、良質な睡眠は健康を維持する上で欠かせないものです。


1日の生活の中で、朝が来れば目覚め、夜が来れば眠くなるといった具合に、私達の体には地球の自転と同じ約24時間を計るための「体内時計」を持っています。


体内のほぼ全ての細胞には、時計遺伝子が存在し、子時計としてそれぞれの細胞はリズムを持ちながら働いています。

東洋医学でも陰陽☯️(この絵とは逆ですが)のマークでわかるように23時〜01時の子の刻(上)と昼の11時〜13時の午の刻(下)で陰と陽のスイッチが切り替わり丑の刻、寅、卯、辰…と各時刻に活発に働く臓器があると考えられています。


例えば朝の9時〜11時の巳の刻は、五臓六腑で言うと「脾」に血(けつ)がそそがれ、現代の脾臓とはイメージが少し違いますが、この時間は全身に栄養を運ぶ運化の時間です。

なので、その前の7〜9時の辰の刻五臓六腑で言うと「胃」の時間に、朝食をしっかりとらないと「脾」が動かず=栄養が送られないのです。


話しはそれましたが、

子時計があるなら、親があるの?


そうです。しばしば細胞の子時計は生活リズムの乱れによって少しずつズレが生じてしまい、子達がバラバラに不揃いになってしまいます。そうすると脳の視床下部が親時計である神経細胞に司令を出し子時計をコントロールしています。


あまりにも生活リズムが乱れると、親時計は一生懸命な状態となり、日中集中力が出なかったり、血圧が上がらず朝起きられなかったりと、睡眠のリズムにも支障をきたすことになってしまいます。


地球の自転に合わせようと一生懸命コントロールしているのですね。

そんな手助けとなるのが朝の太陽の光です。朝の太陽の光は体内時計をリセットしてくれます。


つづく…