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【項目サンプルあり】面接評価シートの作成・運用方法を紹介!

2020.06.09 08:31

人材不足が深刻な今、経験の有無に関わらず大量の業務をこなさなければいけない、中小企業の担当者さんも多いのではないでしょうか。


今回は、選考後の情報管理や認識合わせをスムースにしてくれる「面接評価シート」についてまとめました。


シートを作る手順、実際に運用するときの注意点から、パターンに分けた面接評価シートのサンプルまで、お役立ち情報を一挙にご紹介します!


ぜひ採用業務効率のヒントとして参考にご覧ください。

面接評価シートを活用するメリット

日本ではほとんどの企業が、採用手法として面接を取り入れています。面接を実施するとき、自社が見極めるべきポイントを「面接評価シート」として可視化するのは非常に有効です。


面接の評価をシートに残す重要性

最も大きな効用は、複数の選考メンバーが合意形成・情報共有を行う基準ができる点です。社員数が二桁に増え、組織が大きくなっていくと、1人の候補者に関わる選考メンバーも多様になります。


応募時の窓口となる人事担当者、現場の事業責任者やメンバー、最終決裁者である社長……など、サービスや職能によっても、選考を担当するメンバーの顔ぶれは広がっていきます。


面接評価シートを運用することで、以下のような情報を得やすくなり、採用活動のPDCAが回しやすくなるのです。


自社で役立つ面接評価シートの作り方

企業の採用基準は1社ごとにバラバラです。フォーマットのサンプルを活用しつつ、具体的な評価項目は、自社の採用に最適な内容にする必要があります。


面接の評価を可視化するにあたり、その基準となる項目の定め方を見ていきましょう。


面接で評価の基準となる求める人物像を明確にする

まず新卒・中途ともに重要となるのは、その人の価値観や性格です。


なぜなら、価値観や性格は入社後の育成で変化させることが難しい部分だからです。


自社の事業戦略において、採用ポジションに適した価値観・性格はどんな項目か?逆にどんな人はマッチしないのか?仮説を立てて定めます。


例えば、新規事業をたくさん生み出すフェーズであれば、多少のハレーションや失敗を恐れず、斬新なアイデアを着想するタイプがマッチするかもしれません。


また、軌道に乗りつつある事業のプレイヤーを増員するのであれば、すでに成立したスキームに忠実に業務を実行することが苦にならないタイプがよいでしょう。


多くの企業で挙がる「コミュニケーション能力」や「地頭のよさ」といった項目については、もう一段階社内のメンバーで定義することが望ましいです。


次々と新しい人に出会うことを喜びとする社交的なタイプ、または特定の相手と長期的に信頼関係を築くことが得意なタイプなど、コミュニケーション能力にも様々なタイプがあります。


地頭についても、数字を扱う分析のセンスや、人との会話で本質を捉えるセンスなど、様々です。


どんな項目が選択肢となるのか、全体像を知るには、適性検査の項目などが便利です。弊社が過去に洗い出したものは以下の記事を参照していただければと思います。
【採用面接】当社がおすすめする採用の見極め項目3つを紹介


また、中途採用においては、業務の実務スキルを見極めることも欠かせません。必須要件〜歓迎要件をどこまで満たしている人材なのか?ポジションごとに整理しましょう。



面接評価の基準となるペルソナを作る

採用ポジションに求める内容が定まったら、その要件を満たす理想的な人物の情報を詳細に書き表したペルソナを作成することをおすすめします。


生育歴、家族構成、家庭環境、学歴(私立or公立など)、サークル・部活動、趣味、休日の過ごし方……といったことまで、「こういう人物が来たら内定を出したい!」というイメージを具現化します。


たたき台のペルソナをもとに選考に関わる複数のメンバーでディスカッションをすることで、あらかじめ求める人物像の目線を共有することができます。


面接の定量評価・定性評価をシートに盛り込む

求める項目として挙がった内容のうち、優先順位が特に高いものを3〜5つシートに盛り込むとよいです。入力欄には、定量評価と定性評価をそれぞれ設けましょう。


定量評価については、例えば各項目を1〜5点と数値化して入力できるようにします。定性表も重要な情報です。自由記述のコメント欄で、面接の所感を記載してもらうようにします。


(このシート構成によって、「必ず面接で質問してほしい/確認してほしい」ポイントを選考担当者に伝えることもできます。その点も意識して項目を配置すると、より採用業務が前進します。)

面接評価シート 項目のサンプル3つ

具体的な面接評価シートの項目サンプルをご紹介します。さきほど紹介したペルソナを用いた説明・ディスカッションを行うことで、実際に使うシートに書き込むフレーズを簡潔にしても目線のズレは起きにくくなります。


シートのコメントを見て、「あのペルソナで説明していた、あのイメージ」とニュアンスを思い出すことができるからです。


面接評価シートサンプル(1)



面接評価シートサンプル(2)



面接評価シートサンプル(3)

面接評価シート “運用”のポイント

シートの完成は、運用のスタートラインです。


シートを採用活動に導入したのに、その後の改善に活用されない・関係者が使ってくれない、といった状態にならないよう、運用まで設計するのがおすすめです。


面接評価シートは入力のストレスを減らして

特に現場社員が多く面接に関わる場合には、評価項目を多く盛り込みすぎてしまうと1時間の面接の中で十分に情報を取ることが不可能になります。


シートには、あくまで平均1時間という面接時間の中で見極められる現実的な情報量に合わせるようにしましょう。


また、シートの入力方法も自社の業務フローと合わせる必要があります。


紙に印刷してペンで書き込むのか?PCでファイルを編集するのか?もしくはアンケートフォームのようなものを用意して登録してもらい、データを収集するのか?運用をスタートする前に検討しましょう。



量産される面接評価シートの管理まで考えて

取得した面接評価シートは、候補者ごとに検索性がある状態で管理するようにしましょう。


紙であれば、取得時期やナンバリングによって管理できます。データ形式のファイルなら、フォルダやタイトルで工夫しましょう。

面接評価シートをうまく活かして、面接を成功させていきましょう!

今回は、面接評価シートの作り方や運用方法をご紹介しました。自社の採用活動にマッチした面接評価シートを取り入れ、採用を成功させましょう!


とはいえ、採用業務の経験が浅い担当者の方は、何から手を付ければいいのかわからないのではないでしょうか。


採用コンサルを利用することで、他社の事例も参考にしながら選考体験を向上させることが可能です。


当社ポテンシャライトでは、採用のプロとしてベンチャー企業様累計110社以上を対象に、以下のような採用代行業務に携わってきました。



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