cimai
まだ学生の頃、私は料理スタイリストの叔母のところで時々アルバイトをしていました。
叔母について都内をまわっているときに、富ヶ谷で ある一戸建ての風情のある建物の前を通りかかり、彼女はそれを指さし言いました。
「ねえ、sae*kiriちゃん、あそこが今東京で1番美味しいパン屋さんだと思うの」
「一番おいしいの?」
「そう、天然酵母のパン屋さんなの」
「テンネンコウボ・・・?」
そうして時々叔母に教えてもらった店の名前や 食べ物にまつわる単語は
その時はよくわからなくても、その後 私の頭の中から消えることはなく、どうやらそれらは記憶の引出しにしまわれていたようです。
美味しいものワード
大人になるとそれらのワードは、実際に店に訪れたり、再びワードを耳にした時に その「記憶の引出し」から呼び出され、結びついてまた頭の中にインプットされていったような、そんな気がします。
日々情報を集めている方の知識にはとてもかないませんが、そうやって昔ちょっとだけ知ったことと また偶然再会したり 何処かで結びついたりするのはなかなか楽しいですね。
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今回は埼玉県幸手市にあるcimaiというパン屋さん。
こんなに遠くまで来てしまいました。
cimaiとは姉妹のこと。
お姉さんの大久保真紀子さんは、かつて叔母が指さしたあの建物、富ヶ谷の「ルヴァン」で修業をされていたそうです。
妹の三浦有紀子さんはオーベルジュやベーカリーで修業をし、
二人は、 姉は天然酵母、妹はイーストのパンを焼く「cimai」というユニットで活動するようになります。
8年前に埼玉県幸手市に実店舗cimaiをオープン。
cimaiさんのパンを買いに来たのは2回目ですが、前回は別の埼玉のカフェでの販売日にそちらで購入したので、お店まで来たのは今回がはじめてです。
パンはあらかじめ予約をしておきました。
店内は、想像以上に隅々までお二人のこだわりが感じられ、とにかく素敵…
イートインできるテーブルが2つあり、そこでパンも食べられます。
この日は、コーヒー豆が美味しそうだったので、私はアイスコーヒーを注文。
小窓から覗くと工房が見れます。
店内はひっきりなしにお客様が出入り。
パンは色んな時間に焼きあがるので、予約しなくても焼き立てなら残っているかも。
cimaiのパンで朝ごはん
㊧奥から→右に
カンパーニュ
黒糖くるみパン
キッシュ
メープルアーモンドスコーン
㊧手前から→右に
カレンズくるみ
くるみパン
玉ねぎのマフィン
クロワッサン
だったかと…間違えていたらごめんなさい!
買いすぎたかとも思いましたが(。-_-。)
昨日今日でだいぶ食べましたよ~(^_^;)
あとは冷凍ね♡ 笑
END