カツラの大木とヒグマの食痕 2016.05.23 08:13 1か月間のアメリカでの国立公園めぐりの旅から帰ってきた知床のガイド仲間でもある友人と久々に森歩きに行ってきました。彼は、地球上で最も大きな木と呼ばれる『シャーマン将軍の木』で有名なカリフォルニア州の「セコイア国立公園」にも行ってきたのですが、写真(上)のカツラも、大きさは及ばなくとも素晴らしいと言っていました。この森にはカツラやアカエゾマツが目立っていて、知床でも独特の存在感です。 森に分け入る僕ら探検隊。長靴は必須ですし、虫よけ、地図・コンパスも大切でしょう。すでに蚊やダニの季節になっています。 奥に分け入っていけば...ミズバショウの大群生地がありました。そして、ヒグマの食痕と考えられる倒されたミズバショウも多数。まだ真新しい痕跡の近くの森には糞もありました。 ミズバショウの群生地の縁にはシダの群落。それまで湿地帯だった場所が年月とともに乾燥していくとこのような風景になっていくものなのでしょうか?不思議な景観です。 ここまでは急流だった川が地形の影響からかどこか新緑に包まれて優し気な印象になった今回の終盤のポイント。僕自身もガイド活動だけをしているだけでは、つい忘れてしまう...そんな知床の魅力だったり、世界にも誇れる生態系や景観があるのです。新人ガイドだった頃に感じた知床という土地の素晴らしさ、そんな初心です。過ごした年月が経っていっても、慣れることなく、忙しさに怠らずこうして自身の足で歩いて、自身の目で見て、耳で、鼻で、肌で、感じること、その尊さ、大切さ、今回の森歩きで友人と話しをして改めて思ったことです。また、知床は、北海道は、日本という国は、自然の美しさ、自然と共(友)にある文化、環境と四季の多様さ、決して海外と比べたとしても見劣るようなものではないのです。