久々に街を歩いたとき、イメージのなかの「ゴーストタウン」が塵のように消えていったのを感じた。
人々が自分の考えで動きまわる「いつもの街」になるつつある気配。
一つの状況が次の状態へ流れ出している今、変わることを前提にものが語られることが多いが、そんなときバンド、Coldplayの演奏する「Everglow」が胸に響いた。
単なるラブソングではないこの曲の歌詞「永遠の灯り」。
「変わるものと変えたくないものの両方を見つめ、感じながら生きるんだな」と思いながら、手を消毒しマスクをしてエスカレーターに乗ったとき、この曲の断片が聴こえて来たような気がした。