この日々に、名前をつけるまで
もしかして明日会いますか?
明日じゃなくても、会う予定があるんですか?
帰れば会えますか ?
それとも、どこにいるか知らず
ただ元気でいてくれと願うばかりですか
いつの間にか私達は
もしかしたら、最期の時を
見逃してしまっていることを
知れずにいるかもしれないね
真冬でも構わずコンビニの前で語ったあの子
昔働いたバイト先の
美容学生だった先輩も
意地悪ばかりしてくるあの人も
地元の同級生も、小さい頃遊んだ友達も
今どこで何をしているかな ?
時間が流れる度に遠くなっていく記憶が
たまにほんの少しだけ怖くなる
太陽を輝かす青空は
また明日も出てきてくれる予定らしい
ああ、そうか、またこの青空を見れるんだね
別にと言いながら背中を向けた君は
あの時どんな想いだっただろうか
遠い場所から私を見ているだろうか
見慣れない背中をみたあの日から
世界は関係無く動き続ける
そっちでは元気にやれているか
昔を思い出してまた孤独になったりしてないか
今でもたまに問いかけるんだ
大切なあの人と
夢を語り合う仲間と 、喧嘩したままの友人と
次いつ会えるかなんて今のところ分からない
もしかしたら
サヨナラを言ったあの日が
またね、と別れたあの日が
何も言えなかったあの瞬間が
最後の時だったかもしれない
そんなことも知らずに
今日は何食べよう
疲れたから早めに寝よう
明日は何を着よう
そんな風に私達は未来が染み付いてるんだ
そしてそのトキがやってきたら
あと少し、もう少し、やっぱりまだまだと
記憶の中に留まり駄々をこねながら涙を流し
なのに、それでも、どうしても
また見逃してしまって
その度にはじめましてかのような涙を流すんだ
「はじめまして、この苦しみ」
って言ってね
それでも大丈夫だよ
泣いたって苦しくたって立ち止まったって
明日は自然とやってくるし
待ってはくれず記憶は遠くなっていく一方
止まないと思っていた雨だって止む
だから大丈夫だよ、
でも違うんでしょ
こんな風に愛おしい気持ちを
大切 がなんなのか
後悔しないように生きるということを
それを教えるために
きっと その為に出会ったんだよね
だから、あの日、あの場所にいたんだよね
タイトルが思いつかなくて
だからもう少し、あと少しだけ
ううん、やっぱりまだまだ
そのままにしておこうと思うんだ
この日々に、名前をつけるまで