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トランペット奏者 大友拓哉ウェブサイト

リップスラー

2020.06.10 12:45

喉痛い、耳痛い、頭痛い

怖すぎて病院行ったら、耳かきしすぎの中耳炎でした。どうも、大友です。


怖すぎたのでお仕事お休みさせて頂きましたが、大友はピンピンしております。




本日は基礎練シリーズ第2弾リップスラーについてまとめました。


基礎は目的やポイントをどこに設定するかで、同じメニューでも効果が異なります。



あくまで大友オススメではありますが、是非参考にして頂ければ嬉しいです。





リップスラーとは、タンギングや指に頼ることなく息のコントロールで唇振動数をコントロールし、音を変える技です。


タンギングや指に一切頼る事ができません。

なので目的は『柔軟性・効率の良い演奏を会得する』事にあると大友は考えております。




故に、抑えておきたいポイント3つはこちら

①No階段、Yesジェットコースター

②音と音の間を息でブリッジ(橋)

③息の量に頼りすぎない


解説していきましょう!





① No階段、Yesジェットコースター


単純に階段とジェットコースター、どちらの方が早く動けるかという話です。


ジェットコースターのレールが全て階段で出来ていたらお楽しみ所ではありません。

リップスラーの時もジェットコースターと同じです。


音符と音符を曲線で結び、滑らかに演奏しましょう。




②音と音の間を息でブリッジ(橋)


例えば5線内のFとBをリップスラーで演奏するとします。


この2つの音を、まずはそれぞれロングトーンしてみましょう。

※ロングトーンが出来ない音域のリップスラーは基本的にはオススメしません。

やればやるほど奏法が崩れる可能性大です。



2つ音符を息でこれでもかー!てくらい息で橋掛けるように結んでみましょう。


①の内容と重なるかもしれませんが、滑らかに演奏する為にはこの意識が不可欠です。


イメージしづらければ、マウスピースで練習するのも効果的です。


FとBの間をサイレンのように結びます。

上行形も下降系も同様です。





③息の量に頼りすぎない


人によりけりですが、リップスラーの目的が冒頭に挙げたものに設定する場合は効果的だと思います。



高い音へ行く方法として挙げられるものとしては

・息の量を増やす

・息のスピードをあげる

・息の距離感をより遠くへ設定する

の3つだと考えます。



トランペットで高い音を出す例でよく使われる例えがあります。


蛇口にホースを繋いだ様子をイメージして下さい。

『遠くへ水を飛ばして下さい』

と言われたら皆さんどうしますか?


恐らくホースの先端部分を少しつまみ、ピューっと飛ばすと思います。



蛇口を思い切りまわして『飛べ!飛べ!』と水の量のみで遠くへ飛ばす人は少ないと思います。



この理屈と一緒で、量のみにフォーカスして高音へアプローチすると怪我をします。



ここで強調しておきたいのは、息の量に頼り『すぎない』という点です。


全く使わないわけではありませんが、一番手軽に使える技故に、量のみに頼る方をよく見かけます。


それでは、量以外に息の速さを挙げる方法は何があるのか。

長くなりそうなので割愛します。





いかがでしたでしょうか!

突然ガバっと変えるとバランス崩れる可能性大ですが、頭の片隅に入れながら練習すると良い事あるかもしれません。


皆さんの練習に役立てたら幸いです。

是非お試しください!




本日はナスと豚で優勝です。

耳かきしないで寝ます。

それでは!