ひぐらしや杉はますます真直ぐにて
磯遊びぞろぞろ婆戻り来る 茨木和生
泉あり古墳をひとつ抜けたれば 同
ひぐらしや杉はますます真直ぐにて 同
この時期 まっすぐ伸びる杉から連想するのは杉花粉。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6bb7e141b4f91362dba71d284eb609225c27c3fb
【症状そっくりの「新型コロナ感染症」「風邪」「花粉症」、どう判別する?】
新型コロナウイルスによる感染症の懸念が続く中、今年も本格的に花粉症シーズンが到来しました。花粉症は、くしゃみや鼻水などの症状に加え、中には熱っぽさやだるさを感じる人もいます。新型コロナも風邪に似た症状が出ることが確認されているため、「新型コロナなのか、風邪なのか、はたまた花粉症なのか分からない」と判別に悩む人も少なくないようです。
症状が似ている、新型コロナ、風邪、花粉症の違いをどう判断すればよいのでしょうか。内科医の市原由美江さんに聞きました。
目のかゆみや涙は、花粉症の特徴
Q.まず、新型コロナウイルスによる感染症、風邪、花粉症について、それぞれの症状や特徴などを教えてください。
市原さん「新型コロナウイルスによる感染症は風邪の症状と似ているため、検査をしない限り分かりません。どちらも症状としては、喉の痛みや咳(せき)、痰(たん)、鼻汁や鼻詰まり、発熱、倦怠(けんたい)感などです。新型コロナは、肺炎にまで進行してしまう可能性が通常の風邪より高いといわれています。
一方、花粉症は、主にスギやヒノキなどの花粉によるアレルギー反応によって、目のかゆみや涙、鼻汁、喉の違和感、咳、痰、倦怠感や微熱などの症状があります」
Q.これら3つは症状が似ているようですが、判断基準はあるのでしょうか。
市原さん「先述の通り、新型コロナによる風邪症状と通常の風邪の区別はつきにくいのが現状です。
花粉症の症状で風邪と似ているのは、喉の違和感や咳、痰、微熱や倦怠感です。花粉の刺激によって、喉の違和感やイガイガした感じを自覚することがありますが、痛みまで伴うことは少ないので、両者を判別する判断材料になります。
咳は痰が出ないことが多いですが、炎症が強いと白色+黄色の痰が出るので、風邪の症状と判別しにくいです。発熱や倦怠感も同様に判別するには難しい症状です。ただし、目のかゆみや涙が出るときは花粉症の可能性が高いです。
また、これは治療や予防策でもありますが、『花粉症の症状ではないか』と思ったら、花粉をなるべくシャットアウトして症状が改善するかどうかを見てみるのもよいです。より分かりやすいのは、アレルギー症状を緩和する薬を飲んでみて、症状が改善するかどうかを確認することです。
風邪だと思って風邪の薬を長い間飲んでいてもなかなか症状が改善せず、結局、アレルギーの薬を使うと改善する患者さんがたまにいます。そういう人は、『自分は花粉症になったことがない』『花粉症ではない』と思っていることが多いですが、花粉症はある年から急に発症するものなので注意しましょう」
Q.これらを併発する可能性もあるのでしょうか。
市原さん「風邪と花粉症の併発はあり得ます。風邪をひいている間に、花粉症を新たに発症する可能性は少ないですが、もともと花粉症があり、その上に風邪のような症状が出ることはあり得ます。ただし、それが『風邪を併発している』のか『単に花粉の影響が大きく、花粉症の症状が悪化している』のかは判断が難しいです」
Q.3つの判別がつかない状況で、症状を少しでも緩和するための過ごし方、家族や他人にうつさないためのポイントはありますか。
市原さん「新型コロナが心配される現在は、新型コロナなのか風邪なのか花粉症なのか判断できなくても、風邪のような症状があって症状が軽ければ、自宅で安静にしたり、市販薬で様子をみたりすることが大事な行動です。風邪であれば、1週間前後で治ることが多いので、長引くようであれば花粉症を疑っていいでしょう。
もちろん、風邪でも新型コロナでも肺炎をきたすことがあるため、特に倦怠感や息苦しさなどの症状があるときは肺炎を疑い、帰国者・接触者相談センターに相談しましょう。
軽症の場合、基本的には、自宅で安静にすることが新型コロナの感染拡大を防ぐために求められる行動です。どうしても外出する場合はマスクを必ず着けましょう。家族にうつさないためには、家の中でもマスクを着ける▽タオルなどを共用しない▽同じ部屋で長時間過ごさない▽換気をこまめにする▽一緒に食事をしない――ことなどに注意しましょう」
Q.3つの判別がつかず、また、風邪のような症状も長期間おさまらない場合、どうすればよいでしょうか。
市原さん「現時点で厚生労働省が示している方針では、風邪の症状や37.5度以上の発熱が4日以上続いた場合、帰国者・接触者相談センターに電話で問い合わせることになっています。高齢者や基礎疾患のある人は2日以上続いた場合が目安です。
それでも、直接病院を受診する人が少なくありません。新型コロナの検査は普通の病院では行っていませんし、病院を受診しても風邪様の症状を抑える薬を処方できるくらいで、根本的に治す方法があるわけではありません。長引く場合、先述のように花粉症の可能性もあります。市販薬で試してみて、症状が明らかに改善する場合は風邪ではなく、花粉症の可能性が高いでしょう」
新型コロナウイルス感染症の治療に携わる医療従事者たちへ ...
www.med.or.jp/nichiionline/article/009306.html
-キャッシュ
2020年5月5日-正体のはっきりしない厄介なこのウイルス感染症に根本的治療法がない現在、医療は対症療法とならざるを得ない。 ... 特に、命の危険に曝(さら)されながらも怯むことなく、 新型コロナウイルス感染者の治療に専念している医療従事者の緊張
新型コロナウイルス感染症の正しい理解のために - 日本医師会(Adobe PDF)
www.toyama.med.or.jp/gunsi/...corona/2020.02.18_poster.pdf
-キャッシュ
治療は、現時点では特に有効な薬はなく対症療法が行われます。 強いだるさ、息苦しさ、風邪の症状や 37.5 度以上の発熱が 4 日以上続く場合は感. 染 ...
新型コロナウイルス感染症には治療法がない? :日経メディカル
medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/.../564500.html
-キャッシュ
2020年2月27日-本当にインフルエンザじゃなかった人に、「インフルエンザじゃなくてよかった」と思わせることで、危険な目に遭う場合もある ... 肺炎になった場合、治療法は対症療法になるので、酸素を投与して合併症の軽減に務め、重篤化する場合には人工 ...
https://mi-mollet.com/articles/-/23729
【【医師が提唱】ウイルス感染症で薬に頼るべきでない理由】 2020.6.11
本間 真二郎
新型コロナウイルスの特効薬やワクチンが待たれる中、私たちは体調が悪いと思ったときに、う薬を摂取すればいいのでしょうか?
書籍『感染を恐れない暮らし方 新型コロナからあなたと家族を守る医食住50の工夫』の著者で、小児科医・ウイルス学研究者である本間真二郎さんに伺いました。
自然治癒力と西洋医学を上手に利用
今回の新型コロナウイルスは、あきらかに一部で重症化する可能性のある感染症です。ただ、ほとんどが軽症で経過すると思われます。
ほかの感染症でも軽症な場合には病院を受診しないのが原則ですが、同時に、すべてを自然の経過に合わせて、何もしないことがよいことでもありません。
基本は自然に治る力である自分の自然治癒力を使い、必要に応じて薬や西洋医学を上手に利用することが賢い選択になります。つまり、入院が必要な状態になりそうな症状を見逃さずに、適切な時期に受診するのがいいと思います。
この「適切な時期」とは、熱や症状の出た期間などではなく、以下の症状がある場合と私は考えます。
◉呼吸苦や呼吸困難の症状がある(はじめは労作時に出てくるので、それを見逃さない)
◉倦怠感が強く、ぐったりしている
◉水分がとれない。十分なおしっこが出ない
新型コロナも多くは自然に治る
薬に頼ることも期待できません。ほとんどのウイルス感染症は、根本的な治療薬がないからです。ただ、通常の免疫力があれば、薬を使用しなくても自然に治ります。
驚かれるかもしれませんが、健康で通常の免疫力があれば、今回の新型コロナウイルスも自然に治るのです。
では、自宅で待機しているときなどには、どのように対処すべきかです。まずは、ウイルス感染症では、抗生剤を使わないようにしましょう。抗生剤は細菌感染症の治療に使うもので、ウイルス感染症にはまったく効果がありません。
感染を防御したり、免疫の働きを調節したりしているのは、体内にある常在菌、とくに腸内細菌になります。抗生剤は効果がないどころか、この正常な常在菌に深刻なダメージを与えます。
ただし、入院した場合やICUでの管理が必要な場合は使用されますが、管理上の問題や入院中の細菌の重複感染を防ぐための処置として、これはやむを得ないでしょう。
解熱剤は使わない。発熱はからだの免疫反応を高めるため
解熱剤も使用してはいけません。発熱とは感染に対する防御反応です。からだは体温を上げることにより、病原体を弱らせ、免疫力を上げて対処しています。ほとんどのウイルスは低温にはものすごく強いのですが、高温には弱いのです。
いっぽうで、体温が上がるにつれ免疫力は増強します。つまり、発熱は病原体によるものではなく、からだの免疫反応を高めるためなのです。
せっかく上げた免疫力を解熱剤で下げる必要はないし、下げてはいけないのです。むしろデメリットになりかねません。
インフルエンザのときに、インフルエンザ脳炎・脳症やライ症候群、サイトカインストームなどの生命の危機や重篤な後遺症につながるような合併症をおこすのは、解熱剤や治療薬などによる影響で、免疫系の正常な反応を阻害し、病気が自然に治る過程を阻害するためにおこる可能性が強く疑われています。
風邪といったウイルス感染症は薬では治せない
つまり、ウイルスによる感染症は、薬では治せないのです。
たとえば、外来で診察していると、小児科にかかる患者さんはウイルスによる感染症、いわゆる「風邪」の症状がいちばん多いのですが、それに対して医師はせき止めや解熱剤、抗生剤などの薬を処方します。患者さんの親たちもそれで安心されます。しかし、本来風邪に効く薬はありません。
医師が「風邪の薬」といって出す薬は、熱やせき、鼻水をおさえるもので、風邪自体に効いているわけではありません。では、なぜ薬を出すのか?
薬によって症状をおさえているうちに、患者さん自身の自然治癒力が、風邪を治しているのです。つまり、医師が薬を出さなくても治っていくのです。
薬への過度な期待よりも、自然治癒力を身につける
新型コロナウイルスの感染拡大の不安が広まるなか、有効な薬として、日本が開発した抗ウイルス薬「ファビピラビル」(商品名=アビガン)が注目されています。
この薬は、新型インフルエンザに対してだけ適応が認められている薬剤(錠剤)で、ほかの治療薬が無効なインフルエンザが発生した際に、国が使用すると判断した場合のみ投与することが可能な薬剤でした。
しかし、今回の新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、厚生労働省は2020年2月末より一部の医療機関で投与を開始し、今後、全国の医療機関にも広める方向性となりました。
一説ではウイルス感染症のあらゆる問題を解決する救世主のようにもてはやされています。しかし、私の考えはそこまでの期待感はまだまだ早計なのではと感じています。というのも、たとえばインフルエンザに対する治療薬(商品名=タミフル、リレンザ、イナビル、ラピアクタ)はたくさんありますが、どの薬も大差なく、その効果も症状を半日ほど短くする程度だからです。
注目のアビガンも、現在の投与量では今までのインフルエンザ治療薬と同等の効果と考えられます。
しかし、今回の新型コロナウイルスに対しては、高齢者や基礎疾患をもつなどリスクの高い人、入院以上の重症例に関しては投与を試みる価値があるかもしれません。
今のところ臨床的な効果は限定的ですが、理論的にはとても効果が期待できる薬剤なので、投与量を調節したり、それぞれのウイルスに対する特異性を高めたりする改良を行うことにより、効果を高められる可能性がある薬剤だとは思います。
しかし、新型コロナウイルスを含め、感染症を恐れない唯一の方法、それは、やはり患者さん自身の自然治癒力になるのです。
薬への過度な期待を抱くよりも、腸内細菌を元気にして、自分自身の免疫力を高めることこそ「薬」と、私は考えるのです。