アラン・二ーヴン #1 / エアロ+ガンズツアーの裏側
アメリカのマサ・イトウがエディ・トランクならば、カナダのマサ・イトウはこの人、ミッチ・ラフォンでしょう(笑)
彼のポッドキャストには、共同ホスト的な立場で元 Guns N’ Rosesのマネージャー、アラン・二―ヴンが携わっています。
本来のゲストは元 The Black Crows のドラマーで、最近著書を発表したスティーヴ・ゴーマンなのですが、彼が登場するまでに既に面白かったので、取り急ぎ要訳ご紹介します!
A: アラン・二―ヴン
M: ミッチ・ラフォン
エアロ&ガンズは苦肉の策
2:11
M: ガンズがエアロスミスと一緒にツアーしたのは確か、Permanent Vacation ツアーだったっけ?
A: そうだ、1988年の夏だった。
M: 確か僕はNYのサラトガスプリングスでそのツアーを見たんだけど、アクセルが途中でマイクを置いてステージを去ったんだ。
(*実際確認すると、8曲で終了)
観客はウィスキーのボトルを彼にめがけて投げつけてたよ。アラン、キミが見たエアロスミスはどんな感じだった?
ここにあるスティーヴ・ゴーマンの著書によると、ジョー・ペリーは嫌な奴だったと書かれているんだけど…。
A: エアロとのツアーは面白くもあり、ちょっとややこしくもあったよ。
あの頃エアロはドラッグとアルコールからのリハビリ途中だったから、あの状況で(一緒に周るのに)ガンズ以上に面倒なバンドは思いつかないよね。
まず僕は、(ゲフィン・レコードの重役だった)エディ・ローゼンブラットのところに行き、ガンズのツアーを取り巻く環境は非常にまずい、と伝えた。
フェニックスのライブで暴動が起き、Iron Maiden のオープニングから外され、デヴィッド・リー・ロスも同様にガンズへのオープニング・アクトのオファーを取り下げ、僕が取り付けようとしていたAC/DC のオープニングの話もダメになった。
僕はエディに「残された可能性はただ一つ、あなたの所に所属してるバンドと一緒に周るしかない。
同じゲフィンなんだから、エアロのマネージャーにガンズのオープニング・アクト起用を検討するよう伝えて欲しい」と。
エディとデヴィッド(・ゲフィン)は何とか上手くやったんだろうな。最終的にはその二組で周ることになったんだ。
This is Steven Tyler
4:30
彼らの印象についてだけど、ブラッド(・ウィットフォード)とトム(・ハミルトン)は良いヤツらだったよ。
あと、ボーカルのえーっと…名前何だっけ?
M: おいおい、唯一無二のスティーヴン・タイラーを忘れるなんて!American Idol 見てないのかよ!?
A: あぁ、見てないんだ(笑)
そう、オレはスティーヴンが大好きだよ。ヤツにはひねくれたユーモアのセンスがあるんだ。
ある日の午後、会場に到着すると、そこにはエアロが呼んでいたタトゥーアーティストがいた。
スティーヴンときたら、午後の間ずっとオレに「ガンズのロゴのタトゥーを胸に彫れ!お金はオレが出してやるから」ってオレをいじめてきたんだ(笑)
幸い、オレはイスに縛られることもなく難を逃れたんだけど、彼は本気だったよ(笑)
続く…
*そのツアーからの映像。
9:05辺り、Rocket Queen の最中でアクセルがオーディエンスの喧嘩?に気が付き、見事にプレイを止めることなく歌詞と歌詞の間に要件を挟んでいきます(笑)
(Hey Calm down!)
Here I am (Hey!)
& you're a rocket queen (Security!)
I might be a little ~
さすがのアクセルも、これ以上騒ぎが起きればツアーが出来なくなると判断してのファインプレーだったのでしょうか?
その割に同年12月の日本公演ではしっかりやってくれちゃうわけですが…(笑)