Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

SK ON THE EDGE

世界に一つだけの服 Part2

2016.05.24 04:33


【PARISオートクチュール展の続き】


長い行列に並び、やっと中に入ると展示室は暗く、ライティングもかなり控えめ。

混んでいる上に、とにかく見えづらい。そんな状況も手伝ってか?子供みたいな好奇心が>_<。


服の裏がどうなっているのか見たい!

とにかく素材を触りたい!

ドレスに直に触れたい(+o+)!


というイケナイ欲求と戦いながら、

何とか無事に観覧を終えました(笑)


撮影を許可された一室があり、中で1番目だっていたのはこのドレス。

何年か前のカロリーナ・コストナー選手の衣装デザインが思い出されました。


撮影は出来ませんでしたが、絢爛豪華な刺繍や超ハイセンスな高級レースにも釘付けになりました。


何度も仮縫いを重ねたという1点もののドレス。金糸や銀糸、高級素材を使った刺繍、丁寧な手仕事、やっぱり職人が手間と時間をかけて作ったものは違うなぁ、こういうものいつか作ってみたいなぁと溜息が出ました。


常に予算と納期に追われてますから(笑)


といいつつ、私が1番引きつけられたのはこちら(となりのシャネルのイブニングドレスがかすんでしまった・・。)


ゴージャスな装飾はありませんが、絹サテン生地の流れがとても美しく、釘づけになってしまいました。(マドレーヌ・ヴィオネ1932年・生地の裁ち方に特にこだわりを持ったデザイナーだそうです)


たくさんの素晴らしいドレスの中で、どんな綺麗な人が着こなすんだろう?と着る人が浮かんできたのは何故かこの1着でした。

どうやって女性を綺麗に魅せるか考えながら作ったのかな?


私は「主役は人」で「衣装は引き立て役」というスタンスで衣装制作をしています。

人はそれぞれ魅力が違うから、それを引き出していくことを考えるのが難しくて楽しい(*^_^*)そういう意味でやっぱりオーダーの衣装作りって面白いなぁ、などと帰りの電車の中でボーっと考えていたら、駅を乗り過ごしました(+o+)。


やっぱり長くなってしまいました。

そろそろ仕事に戻ります。

スケートドレス制作

http://sk-on-the-edge.tokyo/