~中心と表現する違和感
2020.06.13 01:07
豊中市で支援を考える、制度を考える、イベントを考える
などの場合に「当事者中心」「当事者家族中心」というこ
とを前提であること。これは当たり前です。
しかしここでいう違和感というのは「議論の場の中心」に
当事者を入れなければならないという意見です。逆の表現
をすると、当事者さえ入っていればいいと考える人もいます。
それで果たしていいのでしょうか。外していけないのは、
内容が当事者のことを中心にすることが大切です。
資源や仕組みを考えていく中で、「当事者不在」にならな
いよう、最終的には当事者が判断できれば、様々な方法は
あるわけです。これに対して、「健常者中心」という言葉
も耳にします。
この言葉にも違和感を感じます。「当事者の方々から健常
者中心で話し合いをするな」と言われた時、何のことにつ
いて話をしているかが重要だと思います。
支援者が支援者目線や事業中心だと、当事者にとって納得
いく形にならない場合が多くあるしょう。
ですから、当事者中心というより当事者不在で考えないで
ほしいということではないでしょうか。話がしにくい方、
移動が困難な方など参加できない方の代弁者も必要なのです。
「支援を考える」ということはあたりまえの生活が送れな
い方々が、送ることができるように、みんなで助け合うこ
とではないでしょうか。
障害福祉計画が現在5期になっております。ここでは大きな
課題しか記載されていません。例えば「就労促進、GHの
確保、相談支援の充実」などです。
原因の追究やどのポイントに着目して検討してくのかなど
細かい点は記載されていません。細かいところは当事者に
お聞きするしかないのです。
一緒に考えましょう。