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気をつけなければならないのは、ウイルスだけじゃない

2020.06.13 13:11

毎日降る雨。

湿気は息苦しさを感じるほど。

そんな季節は食中毒にご注意‼️


covid-19予防には、三蜜を回避して、マスク、ハッピーバースデーを歌いながらの手洗い。



食中毒にはどのような予防策があるのか⁉️



食中毒の原因となりやすい病原体が季節によって違います。

冬季にはウイルス性、夏季は細菌性の食中毒を起こしやすくなります。



では、細菌とウイルスってどう違うのか?



細菌とは…

目で見ることはできない小さな生物です。

一つの細胞しかないので単細胞生物と呼ばれます。

細菌は栄養源さえあれば自分と同じ細菌を複製して増えていくことができます。

人の体に侵入して病気を起こす有害な細菌もいます。


一方で人の生活に有用な細菌も存在します(納豆菌など)。人の体には多くの種類の細菌がいて、皮膚の表面や腸の中の環境を保っています。


ヒトに病気を起こすことがある細菌として、大腸菌、黄色ブドウ球菌、結核菌などが知られています。


この中でよく耳にする食中毒の原因菌、黄色ブドウ球菌。

75度以上1分の加熱で死滅するとされていますが、それでは破壊できないエンテロトキシン(毒素)を作り出すため、今の季節の調理済み食品の再加熱には最新の注意を払って下さい。



ウイルスとは…

細菌の50分の1程度の大きさで、とても

小さく、自分で細胞を持ちません。

ウイルスには細胞がないので、他の細胞に入り込んで生きていきます。


ヒトの体にウイルスが侵入すると、ヒトの細胞の中に入って自分のコピーを作らせ、細胞が破裂してたくさんのウイルスが飛び出し、ほかの細胞に入りこみます。このようにして、ウイルスは増殖していきます。


ヒトに病気を起こすことがあるウイルスとして、インフルエンザウイルス、ノロウイルス、ヘルペスウイルスなどが知られています。風邪(普通感冒)はさまざまなウイルスが原因となります。



ウイルスは大きさや仕組みが細菌と異なるので抗菌薬(抗生剤、抗生物質)は効きません。

抗ウイルス薬はまだ少数しか開発されていません。それらの多くはウイルスを死滅させるのではなく、増殖を抑えるものです。




予防にはどうしたらいいか。


とにかく細菌を増やさないこと

「食中毒の原因になる細菌のほとんどは、

①温度、②水分、③栄養の3つの条件

が揃うと発生します。


室温20度で増殖し始め、30~40度で増殖スピードが一気に速くなる。

味やにおいでは気付かなくても増殖は進んでいて、短い場合は10分程度で増えていきます。


ですから、テイクアウトの飲食物は持ち帰ったら時間をおかず、すぐに食べるのが鉄則です。

調理されてから2時間以内には食べきることを意識してください。


食べきれないからいったん冷蔵庫で冷やしておけば大丈夫だろう……と考えるのも危ないです。



細菌の多くは10度以下で増殖スピードが遅くなり、マイナス15度以下で停止しますが、細菌がすべて死滅するわけではありません。室温に戻ると再び一気に増殖するケースもあるというから要注意です。


テイクアウトに慣れていない店では、長時間の流通を前提にした管理を徹底しているわけではありません。普段と同じように手袋をせずに調理していたり、運搬の時間を考慮していないメニューもあります。テークアウトした食品の加熱調理に不安があるなら、温め直すのも予防法のひとつです。


また、腸内環境を整えて免疫力をアップさせておけば、食中毒を防ぎます。普段から腸内細菌のエサになる食物繊維を多く取っておきましょう   


【対策については、一部を東京医科歯科大名誉教授の藤田紘一郎氏(感染免疫学)の記事からお借りしました】


そしてここでも、手洗いは重要事項。

手首や手指の間、手の甲、手指1本1本を洗うにはハッピーバースデーの歌を2回歌って下さいね。


ウイルスだけではなく、細菌にも注意が必要な季節です。