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腰の痛みと股関節の痛みを併発

2020.06.15 22:40

腰の痛みと 股関節の痛み を併発している方の例です。  

長く座っていると痛みが出て、手を膝に置いて座っているのが一番楽という感じでした。 腰の痛みは同じ姿勢をとって座っていることが辛い場合と動かした時だけが辛い場合があります。 


同じ姿勢をとって痛みがある場合は、腰には殆ど問題がありませんので、いくら腰を刺激しても痛みは変わりません。昨日の話しのように腕からくる場合もあるのですが、それだけではありません。

同じ姿勢をとっていて痛い腰痛は、私自身も経験したことがあるのでわかるのですが、何をしていても 痛いことが多く、 どちらかといえば動いてるほうが若干楽ということが多いようです。 


全体的な反応を見てみると 腰の異常ではなく左の首から肩胸にかけての異常が強く、それに伴った圧痛もあります。リンパ管の熱反応で水の流れが悪くなっている状態でした。つまり、水分代謝異常で、腫れがあり熱が内向している状態と考えられました。主には肺系統の問題ですが、もちろん、本人は自覚はしていません。  

その異常は頚椎の3番に影響し、左回旋異常を起こしています。 頸椎の中部が左回旋しにくいことで、下顎の位置異常も考えられ、対側の右の顔の大きさが左より長くなっています。当然、患側である左側は縮んで、それが側頭骨の一部や後頭骨にも異常を起こしているのがわかりました。


当然、鼻や咽の呼吸器系にも影響があり、炎症反応がありました。あまりにも湿気が高いので水の流れが悪くなっている人は多いのですが、それが腰痛という形で痛みを起こしているということです。

季節の影響も目には見えませんが、身体に大きな変化をもたらします。そして、個人の体質によって、その影響の出方は全く違います。湿気や暑さに強い人は、あまり影響を受けませんが、弱い人は普段は、体調が良くても悪くなりやすくなります。


この影響は、胸部の深層のリンパ管を通って、腹部あたりで表層になり、足の表層にまで出てきます。 それがシビレや痛みと関係している感じです。これが膝や足首の異常にも影響をしているので本人は症状を訴えていませんでしたが膝から足首の内側の動きが悪くなっていました。股関節の痛みがあることから想像して、反対側の足の外側にも影響しています。ただ、患側は浅層のリンパ、健側は深層のリンパの異常があり、右と左で浅かったり深かったりしています。このような状態では腰だけを治療したり股関節だけを治療したところで痛みが楽になるはずがありません。 


まずは、首や咽の炎症反応をきれいにすることが第一条件だと思います。 ここをクリアしておかないと 次に進むことはできません。 

昨日の例でもわかるように、何を主役にもってくるかの判断がとても大事です。それが決められないとなかなか前にすすみません。もちろん、主役を消したから症状が改善するとは限りません。


一つ一つ潰していくようなやり方だけをしていると当然時間もかかりますし、余計な刺激をすることにもなります。主役をクリアすると、実際の問題が様々なところでハッキリしてきます。

首のところに手をかざしてもらうと、腋窩リンパの緊張がなくなります。これらの圧痛は減弱または消失してきます。


もちろん主役を消して、しばらくしないと本来の異常がでてこない場合もあります。そういう時は気長にやるしかない。