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「宇田川源流」 中国特有の「イナゴ」による凶作のおそれはコロナウイルスで孤立化する中国への天罰か?

2020.06.15 22:00

「宇田川源流」 中国特有の「イナゴ」による凶作のおそれはコロナウイルスで孤立化する中国への天罰か?

 昔、コーエーというゲームメーカーで「三国志」というものがあった。三国志詮議の登場人物になりきって、国づくりをしながら兵を集め戦って中国を統一するゲームである。まあ、シミュレーションゲームといわれるものであるとされている。このほかにも「信長の野望」などのゲームが存在した。私はかなり好きなゲームで、中学校当時から遊んでいたゲームの一つであったが、最近そういえばあまりやっていないかもしれない。

さて、突然そのようにゲームの話をしたのは、そのゲームの中に「イナゴの発生」というイベントがある。イナゴが発生すると、そこの食料品は稲作がすべてなくなってしまい、天候とは関係なく、食料がなくなってしまうという設置である。もちろん、備蓄などがあれば、何とかなるのであるが、備蓄もなく戦争などを継続していれば、すぐに国が弱体化してしまう。

国家というのは、人で成り立っている。軍も兵も人である。しかしその人は、食料や水がないと生きてゆけない。つまり食料をしっかりと調達することができ、なおかつ、食料を維持できるだけの耕作面積がなければならない。昔の戦争が金ではなく土地を取り合う戦争になっていたのは、国民を育てるためであり、なおかつ、その国民から兵を徴集し、軍を作らなければならない。富国強兵をしなければならないのだが、国が富まなければ人が育たず、兵も弱体化するのである。

今回のニュースを見たときに、そのようなことを突然思い出した。今の世の中でイナゴが大量発生して、凶作になるというようなことがあるのかということが現実にあるとはなかなか思わなかった。しかし、その内容に関して言えば、まさにその三国時というゲームの中の一コマのような話である。

逆に言えば、中国は三国時の時代、つまり、日本で言えば魏志倭人伝で邪馬台国が出てきた時代から現在まで、2000年もの月日を費やしながら、イナゴの被害に対する対策が根本的にできていないということになる。

イナゴ発生し食糧危機も/中

 中共ウイルス(新型コロナウイルス)の感染者が増えている中国東北部では、6月に入ってから、イナゴの大群が発生し、農作物の被害が広がっていることが明らかになった。東北部は中国の主要食糧生産地である。中共ウイルスによるパンデミックで食糧の輸入が激減し、また、中国各地では異常気象が起きており、今後国内で食糧不足が発生する可能性が高いとみられる。

 黒龍江省林草局が、6月1日に各関係部門に送った通知において、同省ハルビン市周辺の5つの区、県(市)で深刻な蝗害(こうがい)が発生し、面積2万4631畝(約244万2744平方メートル)の農作物が被害を受けたと明らかにした。同省のジャムス市と樺川県でも蝗害が見つかったという。

 また、吉林省吉林市農業農村局も6月5日、各部門にイナゴなどの害虫調査実施や被害防止強化を要求した。同局の通達によると、4日までに吉林市管轄下の蛟河市、樺甸市、永吉県、竜潭区などの荒れ地や林を含む13.4ヘクタールに及ぶ場所でイナゴの群れが観測された。イナゴの密度は、1平方メートルあたり10~20匹だが、場合によって1平方メートルあたり50匹もいる。現在、イナゴの状態はまだ幼虫だという。

 吉林市政府は同日、農業農村局の通知を中国版ツイッター、微博に投稿した。これに対して、微博のユーザーは「疫病が収束していないうえ、4月に雪が降った。しかも、豪雪が東北部を直撃し、気温が15度以上も急降下した。地震、蝗害、干ばつと災いが続いている。次は何が起きるのだろうか」と不安を示した。

 東北部でみられたイナゴは、中国当局が警戒しているサバクトビバッタではないとされている。昨年、サバクトビバッタの大量発生で、インドやパキスタンの農業生産に甚大な被害をもたらした。今年3月、中国当局は、サバクトビバッタが6月に中国の雲南省や新疆ウイグル自治区、チベット自治区を経由して、中国国内に飛来する恐れがあるとして、専門家による対策チームを設置した。

 一方、中国インターネット上では、中南部の湖南省永州市でも蝗害が起きているとの映像が投稿されている。

 中国国家統計局のデータによると、東北3省である黒龍江省、吉林省と遼寧省の食糧生産量は中国全体の20.8%を占める。昨年、3つの省の総生産量は約1億3811トンだった。また、農業が盛んな湖南省の昨年の食糧生産量は2975万トンと、遼寧省の2430万トンを上回った。

 大量のサバクトビバッタが中国の雲南省などに襲来すれば、農業も深刻な被害を受けると予測される。

 中国当局は、中共ウイルスの感染が拡大してから、各国有企業に対して海外からの食糧輸入を増やすよう求めた。しかし、インドやタイ、フィリピン、ベトナムなど各国政府は、緊急事態時に自国の食糧を確保するよう、小麦やコメなどの輸出を規制した。

 中国南部の広東省や福建省など11の省は、6月8~11日まで、豪雨による洪水と土砂災害に見舞われた。中国当局の発表では、262万人以上が被災し、22万人超が避難した。14万5900ヘクタールの農作物が被害を受け、直接的な経済損失は40億4000万元(約609億円)に達した。

(翻訳編集・張哲)

2020年06月12日 14時10分 大紀元時報

https://news.nifty.com/article/world/china/12241-692097/


 「対策ができていない」といっても、そこには賛否両論あるであろう。実際に、自然を大事にしていたり、生物を大切にしてしまったりというような理由で2000年前と全く同じ環境であるというのであれば、そのことは非難するような問題ではない。実際に、自然を残している努力から得る恩恵は、イナゴの被害以上に世界各国の人々が思っているということになるのであるから、そのことは世界の人々が協力すべき問題であろう。ある意味でアフリカの自然保護区やアマゾンの密林などにおいて、世界各国が様々な意味で支援しているのと全く変わらないというものではないのか。

では、現在の中国の状況はどうであろうか。残念ながらそのような状況ではない。

残念ながら自然を保護したり、あるいは声明を大事にするというものではない。まあ、自分たちの欲望のもとに自然を破壊しているという方が正しいのかもしれない。

中国の蝗害の歴史を見てみれば、その歴史は古い。古くは殷代の甲骨文にも蝗害の記録が見られる。中国では昔から、蝗災(蝗害)、水災(水害)、旱災(旱魃)が3大災害の扱いを受けている。そもそも【蝗】の字は農作物を襲う蝗の惨害をどう防ぐか、救うかに「皇」帝の命がかかっているというので虫へんに皇と書くとする説があるほどで、政治と蝗害は密接に関わってきた。『貞観政要』巻第八、務農第三十にある唐の太宗が蝗を飲み込んで蝗害を止めたという伝説にも、その関係性が表れている。

『新唐書』には、「夏にバッタが発生し、作物を食い荒らして民を苦しめた。儒学者は、祭礼を怠っているから旱魃が起こり、魚貝が害虫に変わったのだと主張した」とあり、まさに政治が腐っていると蝗が発生するという。もちろん神話の類であり、科学的根拠はない。現在に最も近いところであると2005年に蝗害が中国で発生している。この年は、小泉首相の靖国参拝で反日デモが中国であり、また鳥インフルエンザが中国で猛威を振るった都市である。2003年SARSの影響もまだ残るところであったか。まさに、「インフルエンザ」と「抗日・反米」が重なると蝗が出てくるようである。

「疫病が収束していないうえ、4月に雪が降った。しかも、豪雪が東北部を直撃し、気温が15度以上も急降下した。地震、蝗害、干ばつと災いが続いている。次は何が起きるのだろうか」<上記より抜粋>

このように不安アになるのも致し方がないところなのかもしれない。四月に雪が降るなど、中国の神話ではすべて「凶事の兆し」であり、中国そのものの王朝が倒れるときの神話ばかりである。

中国国家統計局のデータによると、東北3省である黒龍江省、吉林省と遼寧省の食糧生産量は中国全体の20.8%を占める。昨年、3つの省の総生産量は約1億3811トンだった。また、農業が盛んな湖南省の昨年の食糧生産量は2975万トンと、遼寧省の2430万トンを上回った。<上記より抜粋>

まあ、中国国家統計局のデータがどれくらい信用できるのかということはかなり疑問であるが、実際に、穀倉地帯に蝗害が出れば中国そのものは上に苦しむことになろう。それは現在の共産党政権が「人民に飯を食べさせることができない」ということになり、革命前夜になることは間違いがない。もちろん人道的な支援なども必要かもしれないが、それ以上に中国人が大挙してやってきて、まさに「イナゴから逃げた蝗のような中国人の大軍がくる」ことを避けなければなならない。ちなみに、香港では、なんでもすべて食い尽くして後に何も残らない中国人のことを「イナゴ」と呼んでいるのである。そのような情報を先に入れて、まずは、日本に被害がないようにし、余裕があるところで人を助けるというような形をとるべきであろう。