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Lab 2107

Ballet and Paris

2020.06.14 19:44

友達に朝からこんなニュースを送られてきたので、バレエな気分に。

あんまりいいニュースじゃないんだけどね…


先週は、突然、ボスに頼まれた文献サーチ(Literature reviewと呼ばれる、新しいプロジェクトを始めるにあたって、そのサブ分野でどんな研究が行われてきたのか、どんな事が課題なのかを洗い出す為に、膨大な量の文献をザッと読みしてまとめて、良い論文を保存したり整理しておくという作業)を1週間でグループミーティングにプレゼンして欲しいと言われ、いや私そんな詳しくないエリアですやん!って思いながらも、断れる理由もあんまりなく引き受けた為にバッタバタしておりました。


プレゼンは無事に終了、ここまで読み漁ったけど、もっとこの細かい事について詳しく読み漁る予定だよ!というスタンスのプレゼンをしたのですが、ボスとチームメイトからは必要なバックグラウンド、今まで発表されてる実験で特に良い実験デザインのもの、これからもっと文献読みしたいエリア、簡潔にまとまってて情報コンテンツが詰まったプレゼンで良かったよとフィードバックをもらって安心しました。やっぱ自分の知らないテリトリーの話をプレゼンするのは緊張するよね。


で、バレエに戻りますが。


この記事を読んでいて分かる通り、今回のコロナで1番営業妨害を受けているのは、アート業界かなぁと思います。特にバレエや演劇、オペラなどのパフォーミングアート業界は、リハーサルさえ3密の極みだし、ダンスに至ってはそんな密室空間で動く、触る、息も荒くなるし、汗もめちゃかくという、コロナでは1番ダメなものの中に入ってしまっていて、ただでさえバレエ業界は常に火の車なのに、今回でほんっとうに多大な影響を受けてしまっていて。。


オリンピックの選手と同じく、バレエダンサー生命は短いので、一回一回のシーズンが本当に成長や昇進のチャンスだし、少し動かないだけで体や感覚が鈍ってしまうのは、素人の私でもヒシヒシと感じるので、プロは辛いだろうなぁ。。


パリ・オペラ座に至っては、ストもあった為に先年度のパフォーマンスから出来ていないので、完全に赤字。フランスは文化に理解があるから~と思っていたけれど(それにしても40歳から年金もらえるのはすごいw)そうじゃない国はいったいどうなっちゃうのかな?


バレエダンサー個人を見ていると、振り付けや、教える為のトレーニングに参加していたり、得意なお裁縫とかでレオタードメーカーを作ったり、上手にこの期間を乗り越えているダンサーもいるように見えるのですが、やはり業界として痛手を負っている事には代わりないので、コロナ明けは以前よりさらに積極的にバレエやダンス、オーケストラなどのパフォーミングアートをサポートしたいです。


パフォーマンスアートって、わざわざ劇場に行かなきゃいけないし、映画や美術館に比べて割高だけど、生のパフォーマンスでしか得られない高揚感とか、同じ人間がこんな事が出来るんだっていう感動とか、バレエ贔屓な人間として言わせてもらうと、言葉がないってこんなに美しくて不思議な体験なんだなって事とか、教えてくれるので、普段はゴリゴリ理系で(それはそれでとても楽しい!)こういう抽象的な表現や、身体のフィジカルを最大限に活かす事とはかけ離れた環境にいるのですが、私にとっては両方大事な事なのです♪


さてと。昨年末に行ったパリのアルバム作りに戻りますか。


Have a nice week!