大久野島うさぎ
先日、大久野島(広島県竹原市)に行ってきました。
大久野島は「うさぎの島」として有名ですね。
10年前は300匹ほどしかいなかったうさぎさん。
今現在、大久野島にいるうさぎの数は、900匹近くと言われています。
なぜ、これほどまでうさぎが増えたのか?
諸説ありますが、戦後、「観光のためにうさぎを取り入れた」「学校のうさぎを捨てた」ことがきっかけとなったようです。
ここ10年の間、大久野島は「うさぎ島」として広く知られるようなりました。観光客が増え、観光客によって与えられるエサによってしっかり栄養が取れるようになりました。
↑山の中に暮らすうさぎさん
うさぎは、「交尾排卵」といって、交尾をするとその刺激によって卵子が排卵され、受精することができます。
(一方、犬の場合は、年に1~2回の発情期の中で、排卵されるタイミング(2~5日間)でないと受精ができません。)
うさぎは、繁殖能力がそもそも高く、かつ子供もたくさん生まれます。そして、大久野島にはうさぎの天敵となる動物がいないのです。
このような理由から、どんどんうさぎの数が増加したようですね。
私が行った日は雨でしたので、多くのうさぎさんたちは、雨宿りをしていました。
中には、雨でぬれてしまっているうさぎさんもいました。
それぞれがちゃんと縄張りを持っていて、住み分けをしていました。
大久野島のうさぎさんのうんちは丸くて大きくて健康そうでした。
一昨年7月の大雨災害によって、展望台や毒ガスを作っていた跡地などは通行止めでいけませんでした。
以前行ったときに、そういった毒ガスを作っていた建物の中にうさぎさんが住み着いているのを見かけました。
大久野島は今や平和な「うさぎ島」。ですが、戦時中は、「毒ガスを作っていた島」だったことを思い出されてしみじみしてしまいます。
通行止めが解除されたらぜひ、そういった歴史的な箇所も見に行かれるといいと思います。