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シークレット蒸留会へのご参加ありがとうございました

2020.06.15 04:16

5月初頭から始めたZoomを使ったオンラインライブもVol.7まで参りました。今回は岡山県の夢百姓さんから届いたハーブの中から、2つのハーブを取り上げてオンライン蒸留会を実施しました。日曜日の21時からという時間帯にも関わらず、ご視聴くださった皆さまいつもありがとうございます。

一度に2種類の植物の蒸留を家庭用減圧蒸器でやってみました。前日には一度に和薄荷・ジャーマンカモミール・フェンネルの花の3種類に挑戦しています。複数のハーブを手に入れることができたら、とても便利な蒸留方法です。


①ブラックマロウ Alcea rosea var. nigra

【特徴・セレクトした理由】

Kensoのハーブウォーターのラインナップの中では最も保湿力を感じます。アオイ科独特の粘液質を完成したハーブウォーターからも感じられ、日々のスキンケアに一番おススメしたい芳香蒸留水です。ただし、香りはあまり特徴がないので、ローズやネロリウォーターとミックスして冬の間のスキンケアに大活躍中です。自分で蒸留してもこの粘液質が感じられるのかを試してみたかったのです。

【結果】

確かにリナロールなどが感じられるフレッシュなよい香りが採れました。粘液感じます~♪ お肌の上で広がり、しっとりです。

蒸留後の残渣や残液もまだまだブラックカラーを維持しており、熱に強いアントシアニン色素が含まれている感じです。ねばねばとろとろの残渣液でストールを染めました。シックなブルーがかった薄墨色に染まりました(染めについては別の記事にしますね)。


②セージ Salvia officinalis

【特徴・セレクトした理由】

お料理ハーブとしてよく使われているが、精油自体はケトン類のツヨンやカンファーの含有率が高く、禁忌があるため、気軽に芳香浴にすら使いにくい。EUでは一般消費者への販売も制限されている現状のため、芳香蒸留水も珍しいのではないかなぁと思い、自分で蒸留したかったハーブ№1です。

【結果】

大好きなセージの香りが採れました! 採れたての蒸留水は精油が溶け込んで少々白濁していました。すぐにアルコールとミックスして消毒用エタノールくらいの濃度に調整、教室の感染症対策用スプレーとして机やいす・ドアノブなどに使います。

残液は香りも強いのですが、皮膚刺激を考えてお風呂へは投入せず、小さな木綿のハンカチを染めました。


梅雨入りはしましたが、元気いっぱいの植物の色や香りなどのフィトケミカル成分を存分に生かすことができる蒸留です。

3回連続オンラインライブで蒸留会をご覧いただきました。また機会があればぜひやってみたいと思います。


PS ブラックマロウ、あと2回ほど蒸留できそうです。教室でのリアル蒸留体験会も今ならご予約承っております。お花の鮮度を考えたら、やってみたい方はいますぐご相談のメールくださいませ。