新型ハチイチ電動バギー『MP10e』
緊急事態宣言が解除され徐々にですが、普段の生活に戻っていってるのを日ごとに感じますね。
まだまだ油断は出来ませんが、気を付けながらRCを楽しみましょう。
RCカー開発担当の宮崎です。
今回は、新型ハチイチ電動バギーの紹介します。
『インファーノMP10e』です。
まずは動画を御覧ください。
動画は千葉県の印西市にあるRC LAND TAKIさんで撮影しました。
ご協力ありがとうございます。走らせていて楽しいコースでした。
ベースとなるシャシーは、ハチイチエンジンバギーの最高峰の『インファーノMP10』です。
その信頼の駆動系と足周りはそのまま流用し、電動に最適な重量配分を施しました。
最大の特徴は、重量物である電池を左右に振り分けて配置したところです。
現行品では他社にないレイアウトですね。
これにより車が左右にロールするスピードが抑えられコーナーリング時はもちろん、ギャップ通過時にも安定した挙動になります。
また、左右に1本ずつ配置しているので、従来のように2段重ねるのに比べ低重心になるのでハイグリップな路面にも良いでしょう。
その他にも重量配分やボデイ形状などこだわっていますので詳細は、webの方をチェックしてください。
去年からハチイチバギー関連をブログのネタにすることが多かったのですが、実はコレがメインで活動していたからなんですよね。
開発当初は数パターンのレイアウトの試作車と従来モデルのMP9e Evo.を持ち込んで比較するところから始まりました。
それぞれを走り比べたら左右の振り分けが圧倒的だったことと、他社にないレイアウトということで、ココをベースにスタートすることが決まりました。
ここから長い道のりが始まります。
試作を繰り返し何度もバージョンアップを重ねます。
ある程度バランスが決まったところでボディの形状をどうするか?となり、まずは既存のボディを載せ各々のフィーリングを比較します。
そして車に合ったものをベースに現場で切った貼ったを行い試行錯誤を繰り返し製品の方向性を決めます。
次に試作型を作製し実際の製品に近づけテストを繰り返します。
同じように現場で加工し更に煮詰めます。
海外のサポートドライバーにも試作車を渡し意見交換。
これを繰り返すこと数か月!
先日、量産の部材が上がり組立チェックを行ないました。
今回、シャシーにレーザー彫刻でロゴを入れてみました。
前回のブログで紹介したドライバービットもちょっとだけ使ってみました。
ガタもなくビットの長さも好みで調整出来るので作業性が上がります。
ただ、今回は製品の組立チェックなので、基本電動工具に頼らず行なうのでその差は歴然なのを再確認しました。
余裕があったら電動工具はあった方が良いですね。
組み上がった車、サスガ世界で戦うMP10をベースにしているのでカッチリとした仕上がりです。
ちなみにこれが量産初号機です。
毎回、開発特権で量産初号機をゲットしていますが、この瞬間が楽しみです。
早くサーキットに持ち込んで走らせたくてウズウズしています。
ハチイチ電動バギー、やってみるのにハードル高そうに感じている方は多いと思いますが、
思ったより手軽に扱えるのでオススメです。
1/10サイズからの移行なら全く問題ありません。
持っている機材もそのまま使うことが出来ます。
国内での発売は7月になります。
よかったらゲットして遊んでみてください。
こんな時間になるまで遊んでもらえたらうれしいですね。
では!