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【調布市議会議員】あべ そうた

【あべそうた】市としてのコロナ対策【調布市議会議員】

2020.06.15 16:24

こんばんは、調布市市議会議員のあべそうたです。

今日は、6月9日に行われた 令和2年第2回調布市議会定例会 一般質問 の内容を、わかりやすく書いていきます。


今回の私からの質問内容は、大きく分けて以下の2つで、いずれもコロナ対策がからむ内容となりました。


①中小企業への支援について

②台風の水害対策について


まずは、①中小企業への支援について


言いたいことは要約するとこの1点、

『調布市として市内の事業者に支援は行わないのか?』


市内の事業者は、市民と同じように大切な存在だと考えます。

困っている市民がいれば調布市がほっとかない様に、困っている事業者がいれば調布市がほっといて良いはずがありません。


今回、国からの予算と基金から、調布っ子応援プロジェクトを行っていますが、市は予算を出さないのでしょうか。

調布っ子応援プロジェクトとして、対象の市民にチケットを配布しての企業支援も全く評価しないわけではないですが、それは市民への支援の一面も強く、より一層の直接的な事業者への支援があっても良いのではないかと思います。


どういった事業者に対して市が援助を行うのかの線引きについては、もちろん考える必要がありますが、分かりやすい方法として、売り上げが50%以上落ちた事業者が受けられる持続化給付金と同じ基準とすることを提案します。

持続化給付金に上乗せして援助してはどうでしょうか。


・持続化給付金に上乗せして事業者への援助を行った方が良いと考える理由


1、多業種に支援が必要である事態であること

調布っ子応援プロジェクトは利用対象が限られています。

一方、今回のコロナ禍による経済的被害は多業種に及んでいます。

持続化給付金に上乗せした方が、より多業種への支援が可能です。


2、支援としてのコストパフォーマンスが優れていること

行政が支援を行うときは、予算のうちの何割かが必ず事務作業費などの経費としてかかります。

調布っ子応援プロジェクトもまた、商品券を配布するという性質上、どうしても多くの経費がかかってしまいます。

持続化給付金に上乗せすることで、行政側の事務作業費が抑えられるだけでなく、申告する事業者側のコストも大幅に抑えることが出来ます。


3、事業者側が使い道を選べる

チケットや商品券の配布だと、どうしても利用が対象の商品やサービスに限られてしまいます。

すると何が起こるか。

事業者は商品券が使える期間だけ、対象の商品を多く仕入れたり、増産したりします。

するとどうしても無駄が生まれてしまい、それは経済合理性が低いと考えます。

一方、現金を支給すれば、各事業者が必要に応じて使います。

家賃や人件費に充てるところもあれば、キャンペーンや新規採用に充てる事業者もあるでしょう。

そこに無駄が生まれる割合は低いと考えます。


今は、消えかかった調布市の経済の火を消さないように踏ん張るところです。

コロナが落ち着いてからは、より一層の消費喚起策を行うべきです。


限られた資源である税金を可能な限り有効に使い、コロナの影響で倒産する事業者を一社でも減らし、市内の『雇用・税収・利便性・にぎわい』を守る、より一層の対策が求められます。


次に②台風の水害対策について


私はもう何年も京王多摩川地域に住んでいます。

去年の台風19号には大変な不安を覚えました。

その私から、単純にこの地域に住む住民として以下の質問を行いました。

去年みたいな台風が来ても大丈夫なのか?

多摩川の堤防は決壊しないのか?

避難所を開くタイミングは改善されないのか?

コロナなどの感染症対策は考えられているのか?

色々と聞いてみました。


返答を私なりにまとめますと、

去年と同じレベルの台風がきたら安全とは言えない。

根本的に水害を防ぐ対策はできていない。

去年の被害レベルは台風の規模、雨量に対して奇跡的であった。

もっと大きな被害が出ても不思議ではなかった。

との答弁を頂きました。


市が全く何もやっていないというわけではありません。

しかし、次の台風シーズンに準備が追いついていないのも事実です。

皆様に是非とも頭にいれて頂きたいことは、

早めに避難しましょう‼️

行政が去年より万全の対策をしていると思って安心してはいけません‼️

皆様がしっかりと自覚をもって‼️

いつでも避難が出来るように準備をしておきましょう‼️


もちろん、改善されている点もあります。

避難所開設のタイミングは、電車・バスが運休するより前に開設し、早めに避難できるように改善されました。

また、コロナ対策として、去年より多くの避難所を開設、教室も利用して、8,000人ほどを収容出来るように改善されているとのことです。


以上が今回の一般質問の内容となります。

今年も必ず台風はやってきます。

自分の命、あなたの大切な人の命を守れるのは、日頃の備えと、迅速な行動です。


これからも市議会議員として、市民の安心と安全に少しでも力になれるよう、しっかりと仕事をしていきたいと思います。