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うたかた日和

曲を作ってもらった話。

2020.06.17 10:05

以前から好きなバンドがいます。


「FUNKIST」というバンドです。


アニメの主題歌などを歌っているので、

知っている方も多いみたいですが、自分が知ったのはミュージカルを観てからです。



「ONE LOVE」というロックミュージカル。



ミュージカルというと、四季や東宝ミュージカル。

レ・ミゼラブルなどのようなオーケストラがいて、

というのを想像するかと思いますが、



ロックミュージカルの名の通り、

ステージの上部にドラム、ギター、ベース、キーボード(など?)があり、

バンドの生演奏で物語は進んでいきました。





この舞台を観て、あうるすぽっとで

人生が変わるほどのパワーをもらって。




レミゼを帝劇で初めて見たときも衝撃的だったけど、

「ONE LOVE」は、この舞台の温かさと、

FUNKISTのボーカルでこの舞台の主演だった”染谷西郷”という人にただただ惚れた。




それからFUNKISTのライブに行くようになり、

どんどんのめり込んでいったんですが。





今年、その染谷さんに曲を作ってもらいました。



クラウドファンディングの企画で、1万円で曲を作ってもらえるとあり。

15名限定で即完売でしたが、運よく権利を手にしました。





で、おのおのテーマを送ってくださいとのことで。



あまり長い文章を送ってもとは思ったんですが、

出来る限り誰にも言えないパーソナルな部分を伝えた上で

世界に1つだけの自分の曲を作ってもらおうと。



家族にも友達にも誰にも話したことない自分の芯の部分を伝えて、

長文のお手紙を送り、曲を作っていただきました。





その曲を聴いて、1回目は引くほど泣いて。

それから何度も聴いてますけど、ものすごく特別で。



本当に良い曲だからみんなに聴いて欲しい!

けど、あまりにも自分の事過ぎて、内側過ぎて誰にも聞いてもらえない葛藤。



紛れもなく自分だけのことを歌っていて、

でもきっと誰にでも当てはまることでもあって。



自分のために作ってもらった曲ってすげぇなって。

この感動は今まで知らなかったジャンルのものだった。




すごいなぁと思うと共に、



特定の人に曲を作るってこういうことなんだなと、

ものすごく勉強になりました。




ちょうど、この1ヶ月くらい前に、

お友達が曲を作って、自分が作詞してたんですけど。


あー歌詞はもっとこういう伝え方をするべきだったなとか、

たくさん出てきて。



まぁ作ったあとだったからこそ、

作ってもらった曲を聞いて感じれた部分もあるんだけど。






自分が送った文章から、


なんていうんでしょう。




自分がこう言って背中を押して欲しかったことを、

あの人に言ってもらって助けて欲しかったことを、


そのとおりの目線からの表現で、歌詞にしてくれたというか。




いや、なんていうんだろう。


こちらとしては事実を書いただけなんだけど、

染谷さんの曲を聞いて。


ずっとこう言って欲しかったのかなぁって気付かされたみたいな感じ。


染谷さんは自分のことを何も知らないのにすごいですよ。





自分のために曲を送られて初めて、

メッセージの伝え方とか、力のもらい方とか、

曲が届いた側の感情の最たる成功体験が出来た。



これは、曲とか歌詞とか作る上で、

誰かじゃなくあなたに届く歌を歌うための

貴重過ぎる体験で、


この体験に対する価値が1万円というのがあまりにも安すぎました。



ホントに、この曲も、この体験も、染谷さんも、FUNKISTも、

ぜんぶ大事にしようと思った話。



そんな感じで。