可愛い気持ち

ビオトープのめだかちゃんが、産卵するようになったので

稚魚用に、睡蓮鉢を増やした。

新たに入れる土や水草、そしてタニシをお迎えするために、お店へ。

店内にて、アクアリウムコーナーにいる、たくさんのメダカを眺める。

ーーーでも、うちの子がいちばん可愛い

って感じるくらいに、可愛い。笑

めだかなんて、傍目にはみんな同じに見えるのに

「いやいや、うちの子はうちの子！」ってわかる。

ちゃんと個性があるんだ。

『星の王子さま』が大切にしたバラも、きっとそうだ…。

こんなに可愛く感じるなんて、思わなかったのよ。

だって、めだかだよ？笑

ちょっと前まで、興味もなかったのよ。

だから、こんなにも可愛いく感じて、ちゃんと個性まで感じるなんて

自分でもびっくりなのよ。

（そして、お迎えしたタニシも可愛い…(〃ω〃) ）

道場の『めだカフェ』にいる時間が

とてもとても幸せで

ずーーーっとそこに座っていられる。

気持ちいい季節のそよ風

風鈴の音

揺れる木々

ビオトープを覗けば、仲良しこよしの、

ちょっとアホみたいにプクプク元気なめだかたち。笑

なんてなんて贅沢なんだろう、と感じる。

こんなに可愛いって感じさせてくれて

ありがとうって感じる。

「可愛い〜可愛い〜」

と声に出さずにいられないくらいの可愛さを

感じさせてくれたから、

ほかのものにまで

あぁこんなに可愛いんだ

「可愛いね可愛いね」ってよく見つめて手をかければ、こんなにももっと可愛くなるんだ

ってことが、感じられるようになった。

たとえば、

自分の身体も

スマホも

お財布でも。

だって、今までは

なにかを、可愛がる時間を

容易に疎かにしてきた。

「生産性がない」

「この時間に、もっと他のことができる」

無意識にも、そう思ってきた自分がいた。

それが

ただただ、めだかを見て座っている時間が、こんなにも有意義だって

信じられないくらい幸せだって

そんな実感を教えてくれたことが

本当に感謝なのよ。

＊

可愛い気持ちは

魔法のような気持ち

可愛い気持ちを 感じられるなら

傷つけ合う痛みを

生きる実感に

すり替えることがなくなるから。

可愛い気持ちは

自分自身のなかにあるよ