『ゾーン30』って何ですか? vol.16
2020.06.18 03:45
学校や公園などの近くで、このような標識を見かけたことはありませんか?
左上の看板を見ると、犬の散歩や、子どもが歩いている姿、クルマの絵が描かれていますね。
これは「ゾーン30」という標識で、歩行者等の安全な通行を確保する目的で、生活道路を含む一定区域をゾーンとして設定したものです。写真のような標識は、ゾーンの入口に設置されており、ゾーン内では、クルマは時速30kmを超えて走行してはいけません。また、クルマによる抜け道利用を抑制する目的もあります。
では、なぜ時速30kmなのでしょうか?
以下のデータのとおり、クルマと人の衝突事故においては、クルマの走行速度が時速30kmを超えた途端、歩行者の致死率は急激に増加します。そのため、ゾーン30を設けて、歩行者が特に多い生活道路を走行するクルマの速度を時速30km以下に制限しています。
ドライバーの皆さん、生活道路では子どもが急に飛び出してくることもありますので、クルマをいつでも停止できる速度で、思いやり運転でお願いします!