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抗炎症薬の勧め

2020.06.17 07:40

Facebook・福田 克彦さん投稿記事

かなり前から重症肺炎や喘息重積発作に使用しているんですけど!

・・・もちろん急場の対症療法ですが、これ新発見⁇

レムデシベルなど検討する以前に、日本も含めむしろこれまで呼吸器管理下でのデキサ投与を即断して来なかった方が不思議。


https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-steroid-idJPKBN23N2JY 

【抗炎症薬「デキサメタゾン」、重症のコロナ感染症に効果=英研究】2020年6月17日 / 00:29 / 12時間前更新

[ロンドン 16日 ロイター] - 英国の研究チームは16日、ステロイド系抗炎症薬の「デキサメタゾン」が新型コロナウイルス感染症が重症化して呼吸補助が必要になっている患者の回復に大きな効果が確認されたと発表した。同薬は安価ですでに幅広く利用されており、治療の「重要なブレークスルー」になるとしている。

ただ、呼吸補助の必要がない患者に対する効果は確認されなかった。

研究結果を発表したのは、英国の新型ウイルス感染症治療薬の無作為化臨床試験「リカバリー」の共同責任者を務めるオックスフォード大学のマーティン・ランドレイ教授。デキサメタゾンの投与で新型ウイルス感染症(COVID-19)が重症化した患者の死亡率が約30%低下した。

ランドレイ教授はテレビ会議形式で実施した記者会見で「人工呼吸器を装着、もしくは酸素吸入を受けているCOVID-19患者にデキサメタゾンを投与すれば、命を救える可能性がある。極めて低いコストでの救命が可能になる」と述べた。

同教授によると、約50英ポンド(63.26ドル)相当のデキサメタゾンで8人の患者を治療できる。

研究チームは、デキサメタゾンの投与を受けた約2100人の患者と、投与を受けなかった約4300人の患者を比較。ランドレイ教授によると、人工呼吸器を装着している患者では8人に1人、酸素吸入を受けている患者では25人に1人が生存する可能性が示された。


https://news.yahoo.co.jp/articles/7b2a6143a92d5ded0be7b1cf03b65bd038caea78

【WHO、新型コロナ治療ガイダンス更新へ 抗炎症薬が効果】6/17(水) 15:58配信

ロイター

6月17日、世界保健機関(WHO)は、ステロイド系抗炎症薬の「デキサメタゾン」が初期段階の治験で新型コロナウイルス感染症の重症患者に対し効果がみられたことを受け、新型コロナウイルス感染症治療に関するガイダンスを更新する方針を示した。写真はWHOのロゴ。ジュネーブで2017年11月撮影(2020年 ロイター/Denis Balibouse)

[17日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)は、ステロイド系抗炎症薬の「デキサメタゾン」が初期段階の治験で新型コロナウイルス感染症の重症患者に対し効果がみられたことを受け、新型コロナウイルス感染症治療に関するガイダンスを更新する方針を示した。

英国の研究チームは16日、人工呼吸器や酸素吸入が必要な重症患者にデキサメタゾンを投与したところ、死亡率が約30%低下したと発表した。重症でない患者では効果は確認されなかったとしている。

デキサメタゾンは1960年代から使用されている安価な抗炎症薬。研究チームは、まだ研究は初期段階だが、デキサメタゾンが早期に重症患者に対する標準的治療になることを示唆するとしている。

WHOのテドロス事務局長は16日夜に発表した声明で「酸素吸入や人工呼吸器を必要とする新型コロナ感染症患者の死亡率を下げることが示された最初の治療法だ」と称賛。研究チームから報告を受けており、数日内に完全なデータ分析が得られるとの見通しを示した。WHOは今後、複数の研究を統合したうえで俯瞰(ふかん)的に分析するメタアナリシスの手続きを進めるとしている。


https://news.yahoo.co.jp/articles/8eabfd04e90db4a8dc22d797b7612c4d555e4812

【抗炎症薬「デキサメタゾン」にコロナ死亡率下げる効果…広く使われ安価】 

6/17(水) 11:06配信  読売新聞オンライン  より

低価格で広く使われている抗炎症薬「デキサメタゾン」=16日、AP

 【ロンドン=広瀬誠】英オックスフォード大の研究チームは16日、抗炎症薬「デキサメタゾン」に、新型コロナウイルス患者の死亡率を下げる効果があるとする研究結果を発表した。

 研究には英国内の175以上の病院が参加した。3月から今月上旬までの間、無作為に抽出した新型コロナウイルスの患者約2100人にデキサメタゾンを10日間投与し、非投与の患者約4300人と結果を比較した。

 薬を投与した場合の死亡率は、人工呼吸が必要な重症患者は約35%、酸素吸入を受けている患者は約20%、それぞれ減少した。酸素吸入が必要ではない軽症の患者は効果がみられなかった。

 同大は、既に普及し安価でもあるため、世界中で使うことができるとしている。ただ、16日に発表された結果は概要にとどまり、専門家による査読は経ていない。

 英BBCによると、デキサメタゾンは関節リウマチやぜんそくなどの治療で広く使われ、治療費は1日あたり5・4ポンド(約700円)という。

 研究チームを統括したピーター・ホービー教授は「効果は明快で、デキサメタゾンを標準的な治療とすべきだ。世界中の命を救うため即座に使えるものだ」と話している。ジョンソン英首相は16日の記者会見で、英国内の病院で利用を始める考えを明らかにした。

 デキサメタゾンは、日本でも、関節リウマチやアレルギー性の病気、皮膚の病気などの治療に広く用いられている。