パワハラ問題の事実確認なくして「信頼回復」はありえない。
2020.07.22 12:31
三浦氏の館長就任延期が発表されてから4ヶ月。京都市と音芸財団、三浦氏は、信頼回復に向けて、いかなる取り組みをしているのだろうか。
その内容を知るため、文書の開示を求めたところ、京都市は「公文書は作成していない」として非開示。しかし音芸財団は、公文書が存在することを前提に、「公開することにより率直な意見の交換が不当に損なわれるおそれがある」として開示しなかった。
現時点で、「信頼回復に向けた取組」の内容を一切明らかにしようとしない京都市と音芸財団。本当にこのような姿勢で信頼回復ができるのだろうか。
「見送り」が濃厚になっていた三浦氏の館長就任が延期にとどまったのは、パワハラ問題が解決したことが前提となっている。
「見送り」が濃厚になっていた三浦氏の館長就任が延期にとどまったのは、パワハラ問題が解決したことが前提となっている。
しかし、京都市はパワハラ問題の当事者から事情を聞いたり、「関係当事者間」でどのような内容の和解が成立したのかを確認していない。
こうしたことも行わずに、「信頼回復」などありえないのではないか。