【楽曲紹介】TSUNAMIリリースからもう20年です
こんにちは、だんちょーです。
私は暑いの(も寒いのも)嫌いだし泳げないし塩辛いにおいするし...と、海は全く好きではありませんが、海関連の曲っていいものが多いですよね。
たまたま病院の待合室でオルゴール版が流れていまして、本日はサザンをご紹介します。
楽曲データ
◆サザンオールスターズ「TSUNAMI」
桑田佳祐/詞・曲
◆購入リンク、今回はなしで><。
音楽室の棚にあった「みんなでクラス合唱!」みたいなやつなんですよね。
手元に楽譜なくて...。
思い出のエピソード
高校生の頃、学校の文化祭に向けて練習したなぁ...。待合室でオルゴールの音色を聴いているうちに色んな思い出が蘇ってきました。
私たちが練習した編曲はソプラノ・アルト・男声というもので、サビの入りはアルトが主旋律だったんですけれども、その時うちの部活ってアルト一人だったんですよ(というか、テノール二人でそれ以外は一人という超少人数でした。そんな人数でも定期演奏会はバッチリ開催しました!)。
メロディーが一人に対してコーラスが四人いるという、なんとも盛り上がりに欠けるサビで、じゃぁぼくがそこの部分だけアルトに行きます~みたいな風に臨機応変に歌ってました。これが後に「だんちょーパート」「うたのおにいさんパート」などと呼ばれる、"だんちょーあっちこっち歌いすぎ現象"のはしりですね(笑)
あと、後輩から聞いた話。私の母校では夏休みに臨海教室があって海に行くのですが、夜に砂浜でキャンプファイヤーとかもやります。そこでクラス毎に出し物があって、当時の顧問の先生の担任クラスの出し物が、何と「先生がTSUNAMIを歌う」になったそうな(あれ、キャンプファイヤーじゃなくて帰りのバスの時の話だったかもしれない...)。あまりの上手さに感極まって泣き出す生徒がいたとかいないとか...。
ちゃんと音楽の話もします
さてこの曲、明るい響きを持つニ長調で、イメージ色は海の青と太陽の黄色...と言うとポジティブなように見えます。ただ、瞬間的に出てくるニ短調、「津波」という言葉、それを「わびしさ」の比喩として使っていること、そして曲のリリースが真冬(2000年1月)という点に注目すると、また違った面が見えてきますね。
なお、桑田さん自身は楽曲リリース時のインタビューにおいて、津波のような侘しさとは「サーファーは死を覚悟で、そこにロマンチシズムを感じて、津波にも立ち向かっていく。そのパラドックスはすごい」といった主旨の回答をされています。
恋を失う前のトキメキのような想いを語りつつ、それでいて失恋後の苦しい気持ちまで込められている。そんな曲だからこそ今でも広く親しまれている曲なのかもしれませんね。
最後に一言
と思う一方で、やはり"3.11以後"の日本人にとっては、津波というのはある意味で特別なものになってしまったと言ってもよいですよね。だからこそ、その日以来サザンはこの曲を公の場で歌っていないという話を聞いたことがあります。
※次回の更新は7/8(水)13:00を予定しています。