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失恋から立ち直る方法とは?!(その1)

2020.07.11 03:00

今日は「失恋から立ち直る方法とは?!(その1)」をお送りします。



失恋って辛いものですよね...できるならば失恋など経験せずに幸せな毎日を送り続けていたいものだと、つくづく思うものです。先ずは私の稚拙な失恋話から...あれはもう40年以上も前の話ですが、初めて大きな失恋を経験したのは確か19歳の春だったと記憶しています。長年の片思いが一瞬で消えた辛い思い出です。それまで中学の時から大好きだったM子さんに中々思いを告げられず、卒業後に唯一貰った「心のままに」のメモをそれはそれは大切にしまっていました。


一浪して晴れて大学生となり上京して真っ先に連絡を取ろうとしましたが、当時下宿先に電話を引いていた学生なんて殆ど居ない時代でしたから、連絡の取りようがありません。そこは僅か19歳の何の経験もない若者でしたから、考えることは単純です。同じ都内でしたので、よせば良いのに年賀状の住所だけを頼りに会いに行こうと決めたのでした。山手線の車窓からの満開の桜が今でもくっきりと脳裏に焼き付いています...。


池袋駅からほど近い駅を利用するだろうと予想し、混雑する駅の前で待ち伏せして偶然を装うことを決めたのです。今にして思えば、当然確率の低い方法で且つ歓迎されない方法だと判断が付きそうなものですが、当時の私は彼女に一目会いたさで胸が一杯で、相手の気持は勿論のこと、後先を考える気持ちの余裕など全く無いに等しい状態でした。そんな時に起こる偶然は怖いものがあります...何と某駅前で待ち始めて10分も経たずに夢にまで見た彼女が目の前に突然現れたのです!。


その様な展開を予想もしていなかった私は、まともな挨拶など出来るはずもなく、「ヨッ、お早う、げ、元気?!会いに来た...」とだけ言おうとしましたが、そんな必死の突撃が功を奏する筈もなく、驚いた彼女は一瞥だけしてくれたかと思う間もなく、一目散に早足で私の前を避けるようにすり抜けて通学ラッシュの人混みに消えてしまいました...。


自分としては4年間大切にしていた「心のままに」のメモを片手に呆然とするしかなかったのを覚えています...。まぁ今で言えばストーカーまがいの行動と言われても仕方ない様な感じでしたが、驚かせてしまって本当に申し訳なかったと未だに深謝したい気持ちで一杯です。あっ、ちなみに「心のままに」の言葉は、実は実母の葬儀の日に彼女が渡してくれたものでした。優しい言葉を都合良く恋愛に置き換えてしまった若き日のトホホな思い出です。その後ずっと私の中では恋愛に足を突っ込もうとする際に「お前勘違いしてないか?」と自問自答する癖がついた学びの経験でもありました(笑)。


そんな一方的な思い込みだけで行動してしまった「なんじゃソレ??」と言う感じの出来事ではありましたが、本人にしてみれば大きな心の痛手を経験した19歳の春でした。勿論、「失恋から立ち直る方法」など知る由もなく、下宿先近くの千歳烏山駅前のハンバーガーショップで始めたばかりのアルバイトに精を出して忘れようと努力することぐらいしか出来ませんでした。立ち直るのにどれくらいかかったのかと言えば...その後一年ほど経ったある日、たまたま四ツ谷駅に停車中の中央線の窓越しに、眼下に見える丸ノ内線のホームを何気なしに見ていると、何と咲き誇る満開の桜を背景にM子さんが立っていたのです!。


これまた凄い偶然でしたが、遠くに見えたM子さんは髪を春風になびかせながら電車を待っていたのです。その時のキラキラした彼女を見て、何か自分の気持がスッと洗われていく感じがしました。今思えば、あの偶然が失恋を立ち直らせてくれた瞬間だった気がしています。大学生活やアルバイトに一生懸命になることで、一年もの間辛い気持ちを誤魔化していたことになります。その後に幾度かの失恋に次ぐ失恋を繰り返しましたが、何かその度毎に“慣れ”が生じると言いますか、「また振られたか...」程度のものから「もう誰も好きになんか絶対にならないぞ!」的な大きめなショックのものまで色々ではありましたが、気が付いてみればあの最初の大失恋に比べると、ほんの小さな出来事にさえ思えるのです。


多分年齢とともに人間関係も複雑になってきますし、日々の仕事に追われていくことも考えれば、落ち込んでいる暇と言うか、落ち込んで居続けられる様な贅沢な時間を長くは持つことが叶わず、生きて生活していくのに精一杯だったのだと思うのです。或いはそう思うことで自分の気持ちを無理矢理にでも“平常心”に戻そうとしていたのかも知れません。考えてみれば、人間は不思議な生き物です。辛いと分かっていても誰かを好きになって失恋をしても、懲りずにまた好きになる...。


でもその辛いことも含めて幸せになるためのプロセスなのかも知れないとすれば、ある意味仕方のないことだと割り切らなければなりませんし、失恋だけを素通りすることは出来ないのだと思います。酸いも甘いも経験しながら人としての厚みと言いますか深みが増してくることも確かですし、情緒的な魅力を持てる様になるからこそ、少しづつ幸せに近付くことが出来てくるのでしょう。


何か今日は個人的な思い出話に終始してしまい、気恥ずかしさで一杯ですが...“時は金なり”とも言いますし、つらい経験ばかりは多ければ良いと言う訳でもないでしょう。私のように一年もの間現実逃避してしまうのではなく、要はこの辛い失恋のプロセスをなるべく短期間に気持ちの整理を済ませ、浅い傷のままで心にけじめを付けることが出来れば、相手を恨まずに自分も傷付けずに次の恋愛へのスタートが切れると思うのです。


恋愛のプロセスに於いては「相手を心から信じる」ことが最も大切なことの一つだと思います。一度思い返して見て下さい...恋人との裏切りや背信や不誠実な対応などが自分の黒歴史となっていませんでしょうか?。そう言われてみれば少しは...思い当たるフシがある...だから誰かを心の底から信じることが難しいと思うようになってきた...。恐らくそんな悲しい気持ちを胸に秘めている人は少なくないと思います。


だったら尚更のこと、この辛い失恋の痛手を少しでも軽く済ませる方法を身に着けようではありませんか!!。今皆さんが持っている多少の“黒歴史”は次の相手が自分にとって大きな、掛け替えのない存在になれば、自然と薄められていつの間にか“白歴史”に変わって行くことでしょう。そのためにも早速その“恋愛収拾の極意”とも言うべき、「失恋から立ち直る方法」を学んでいくことにいたしましょう。いつになく長々とプロローグをお話してしまいましたので、続きは次回からと言うことにさせていただきます。


それ迄に皆さんもご自分の過去の失恋を辛くても再度思い出してみて、そこからどうやって今に至っているのか?乗り越えられた方法は何だったのか?或いは未だに“黒歴史”を引きずっているのか?を考えてみて下さい。何か酷い宿題を申し上げている様で恐縮ですが、これからの最高の幸せを掴んでいただくために必要なプロセスだと思って、是非トライしてみて下さい。では悪しからず...。(次回につづく)


今日も良い一日であります様に。