面接で沢山話をしてアピールが出来ているのに不採用!面接での「本当のアピール」とは?
なんで面接が通過しないのかわからない時は多いと思います。
なかでも面接に参加をして言いたいことも全部言えて、面接官もずっと話を聞いてくれてとても手応えがよかった!
にも関わらずを不採用の連絡を受けてしまって理由がわからない、そんなことありませんか?
企業との相性もありますが、冒頭にあるような感覚の場合は別の部分に原因があるかもしれません。
今回は面接でのアピールの方法についての内容です。
面接は色々な形がありますが
1対1、1対複数、複数対複数など参加する人数は違えど人と人とのコミュニケーションという点は変わりません。
複数面接で応募者も複数の場合は
その場で比較をされていることがわかりますので「この人よりは良く見られないと!」とアピールをしたくなることは多いでしょう。
直接的に誰かを蹴落とすというのは問題外ですから
自身が話す時間で内容の質を高くしたりすることで頑張ろうとします。
面接では
聞いてる方の負担を配慮して聞きやすいように話すことが大原則で
「聞くべき内容を導く」ことでしっかりと聞いてもらえます。
誰でも面接だから親身に1から聞いてくれるわけではありません。
何故ならそれが「選考」だからです。
聞いているように見えるのもその会社の顔として参加をしているので失礼がないような対応をしているためです。
親身になってくれる場合も多いですが、それは企業も選んでもらう側でもあるというスタンスの話になってきます。
よく失敗をするのが「話が長い」人です。
話が長すぎるとそれだけで要点を絞って整理をして話せないと思われてしまいます。
気持ちとしてはよく分かります。
アピールがしたいから伝えたいことは詰め込みたいですし
沢山自分のエピソードや考えを話すと
内容も多くて良い部分もすべて含まれるのでアピールがいっぱいできると思ってしまいます。
言い残すことがないように「すべてをしっかり伝えたい」という全力投球とも言えるやり方ですが
仮に営業の募集だとしたら
話し過ぎてしまう人はあまり結果が出ません。
営業で大切なことは
相手が求める内容や気づいていない発見を提案すること
です。
そのためにまずは何より相手の話を聞くことが大切になり
聞くことが出来ずにアイデアを導き出すためのヒントを知らないと、相手が求める内容を提案出来ないからです。
面接はただでさえ緊張するのに志望度が高く特に入社をしたい会社だと余計に緊張してしまうので
必死になるとアピールしなきゃと焦り詰め込んでしまいがちで話が長くなってしまいます。
加えて、面接では自分を良く見てもらうためにアピールしなきゃだと思ってしまうので余計にそうなってしまいます。
そのようにして言いたいことを全部伝えられた!と達成感を感じていたら、冒頭のような状態になってしまうわけです。
伝え切る達成感よりも
伝わってお互いが納得できるようなコミュニケーションが取れたという達成感
を目指すべきなんです。
話が長いと言ってることが迷子になってしまうので、あとあと覚えていないこともあるでしょうが、そのような時は要注意で、思いついた内容で乗り切ってしまっているかもしれません。
焦ってしまい出来もしないことを偽って話をしてしまい
それを見破られるともちろん結果は出ませんし
その内容が決め手になって反応も良く
バレずに通過をして入社が出来たとしても
後で苦労をすることになります。
もちろん、面接官もそうならないためにしっかりと面接で確認をします。
実際には
質問の内容に端的に答えられて
実績を伴い
実務との信憑性はあるか?
を求められているので、そこが絶対的な条件であり
面接でのコミュニケーションの質や姿勢が一つのアピールになってきます。
言葉を多く一方的に言いたいことをすべて自分のペースで伝えてしまうと、量は多いけど中身がわかりづらくアピールにはなりません。
量があればアピールになるわけではないく
質が求められる典型なのが面接です。
やはり(やっぱ)、更に、つまり、実際に、等の言葉は面接官からしたら「まだ話が続くのか」とびっくりしてしまう言葉と言えます。
アピールする場でもあるけれど、面接は会話ですので相手がいて成り立っているということを意識しないと上手くいかないのです。
どんなに量があって良いアピール内容がいっぱい含まれていたとしても
相手が聞いていて飽きてしまったり理解するための負担が大きくて聞くことに疲れてしまう場合は
「聞いていて疲れた」という印象しか与えません。
全く同じ内容で同じようなスキル・実績があったとしても、上記の観点からいくと
整理して必要なことを話せる人は
→スムーズに会話ができる人
一気に量を語ってしまう人は
→話を聞くのが大変な人
という評価になりますので、明らかに前者を選びますよね。
ここからは面接中に上手くいってないかも、と思う場合の理由をご紹介します。
上手く伝えているのに反応が悪い時はこのような場合が多いです。
緊張してしまうと周りが見えなくなってしまう部分もありますが
終わったと思った話題が続いたり
急に話が戻り復活したり
全く別の話題の話に切り替わって続くと面接官もビックリしてしまいます。
面接官もしっかりと聞いていますが
パターンを見て選考基準から判断をしているので
ある程度こうなるな、と予想をして進めています。
その予想を、やはり(やっぱ)、更に、つまり、実際にと予想外に話が続くと、頭の中の切り替えをしなければいけずに
切り替えた時には話が先に進んでいて
何を聞いていいかわからなくなる=聞くことを止める
となってしまいます。
最初は頑張って耳を傾けても
同じように何度も続いて、続いた話の内容がズレていたり中身がなかったりすると
「聞く必要がないな」と判断をされてしまいます。
これが興味がなさそうな顔を面接官がしている理由です。
本当にアピールしたいポイントをそのようにして発言の後のほうに持ってきても時すでに遅く
上記のようにアピールはできておらず(聞いてない、聞く優先順位が低いと思われてしまっているため)
良いことを言ったにも関わらず
なんで興味なさそうなんだろう?と手答えと反応のギャップが起きるのもこういった理由です。
これらの理由からもアピールをしたい具体的な内容は最初に伝えてしまったほうが確実に聞いてもらえますよね。
抽象的になればなるほど聞く優先順位も下がります。
具体的に簡潔に言うことでその後に何を聞いて良いかの準備も面接官はできますので優先順位が設定できます。
面接は意外と自分で難しくしてしまっています。
それは何をすべきか?の目線がズレてしまっているからかもしれません。
繰り返しにはなりますが
アピールは量を伝えることではありません。
書類上は企業が求めているスキルを有しているはずです。
なので相手が求めている内容がしっかりとした姿勢で伝わることでアピールになります。
これは正に仕事上でのコミュニケーションのそれですよね。
仕事でも相手は求めているものがあって、出来ると思って指示やお願いをしたり相談をしてくれて
必要がない情報を並べても「必要がない」情報なんです。時間っていう観点も入ってきますからマイナスのイメージにもなります。
その場しのぎの期待だけをさせるような内容では信用をされません。
営業や販売でも、全く相手が欲しいと思わないものを
何も聞かずに
自分が良いと思ったものや売らなきゃいけないものとして
一方的に話しても数字に繋がらないのと同じで
受ける側として買わなかった経験は誰でもあると思います。
たまたまマッチしたり、魅力に感じることもありますが確実なやり方ではないです。
マッチするのは
知らなかった場合に初めて知ってーという場合がほとんどで
目的があった買い物に行った時にはだいたい買わないでしょう。
その逆で考えるとわかりやすいですよね。
面接でのコミュニケーションは仕事を始めてからのイメージも出来ますので、この点の意識は必ず必要です。
企業によって見ているポイントは異なりますし
そういった情報を転職エージェントで集められます。
面接対策や模擬面接もしてくれるので準備をする機会も沢山あって緊張をして一方的に進めてしまったり
知らないからこそ起きる面接のマイナスポイントを事前に知り防ぐことが出来ることが多いです。
個人個人で自分では気づかない癖もあります。
自分自身でしか面接に参加は出来ませんし、実戦出来るかも自分次第ではありますが
何をすべきか知っている知らないの差は大きいですので
上手くいってない場合、もっと上のレベルに挑戦したい場合は活用しても良いです。
面接を上手く進める大前提の一つとして是非、参考にしていただれば幸いです。