日焼け止めを塗って日傘をし肉を食らう人の矛盾
東京は昨日の雨模様から一転、今日は良い天気!
こんな日は少しでも良いから、日光を浴びた方が良いですよね。
それなのに頑なに紫外線を浴びない事を良い事だと思っている女性のなんと多い事でしょう。
いつ頃からそうなったのか??
「美白」なんて言われてからさらに拍車がかかり、天気予報で毎日「紫外線」について予報し「今日も紫外線対策を」なんて言ってます。
はい、ではお聞きします。
紫外線を浴びることのメリットとデメリットを明確に教えてください。
え??皮膚癌??
ホクロやシミに対する長時間(例えば毎日数時間以上の炎天下での農作業を数十年続ける)日焼けなどによって起こる皮膚ガンの患者は毎年1300人ほどいますが、ほとんどは高齢の農業や漁業事業者です。
確かに毎日数時間日光に晒されれば日焼けもするし、乾燥からシワも増えるかもしれません。
しかしだからと言ってそれを恐れて日焼け止めと日傘が欠かせず、極力日光を浴びないようにするのとは違います。
なぜなら日を浴びないことによるビタミンDの不足は様々な疾患や不定愁訴につながるからです。
例えば鬱、肥満、関節痛など一見ビタミンD不足とは関係ないような症状も実は直接的な因果関係が認められています。
しかもビタミンDの摂取量について、そして過剰症について一般的に言われている数値はデータが古く、世界的にももっと摂取するように改訂されています。
僕もこのブログでも何度か書きましたが、今回新型ウイルスに対する感染症を防ぐための免疫力の向上についても「ビタミンDを摂取すること」が欧米では勧められています。
つまり「ステイホーム」しすぎて日光を浴びずにいると免疫力が下がる可能性が高かったのです。
さて話は変わりますが日本人に一番多いガンはなんだかご存知ですか??
そう「大腸ガン」ですね。
年間で13万人の方が新たに大腸ガンだと診断されています。
昔はそんなにいなかったのになぁ。
その数を皮膚ガンと比較してください。
そして大腸ガンの危険因子でまず言われるのは「動物性タンパク質食品」の摂取、つまり肉を食べることです。
世界ガン学会でも危険因子の1位は「肉食」だと言われています。
年間1300人かかる日光による皮膚ガンのことは天気予報で伝えるほど気にしているのに、13万人の人がかかる大腸ガンの危険因子である肉の摂取量をニュースで伝えるなんて聞いたことがありません。
「29日はニクの日」なんて言うのにね。
だけどこれは全て現実です。
なんか「ばっかみたい」って思いませんか??
いや、あなたがじゃなくて、情報を伝える「メディアのあり方」が。
じゃあ、あなたはどう生きますか?
「美白」なんて誰かが作ったであろう価値観に引きずられ、文字通り日陰の身で生きて、夜な夜な酒と肉を食らい、ガンになりたいのか??
僕は少なくともそうはなりたくないし、そんな人を美しいとも賢いとも思いませんが。
ちなみに某国産メジャー化粧品メーカーの有名日焼け止めがアメリカでは認められない発ガン性物質を多く含むと言うことで発売停止になっているようです。
日本ではそのまま売れれているみたいですが・・・